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皆様誰もが聞いたことがある虫、クワガタムシ。
ここではクワガタムシ成虫の飼育方法をご紹介します。
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クワガタムシは、大きなアゴをもった昆虫です。
たくさんの種類が世界に存在し、その数は1500種類にもおよぶようです。
また、卵から幼虫、蛹、成虫となるため完全変態の昆虫となります。
飼育しやすいことで有名で、カブトムシと並んで大変人気の高い昆虫です。
クワガタムシは種類によって寿命が大きく違います。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは3か月、長くて半年程度なのですが、オオクワガタは3年以上生きることが多いと言われています。
よって基本的には3か月~大体3、4年ほどの寿命と考えておけばよいでしょう。
越冬とは読んで字のごとく冬を越すことで、カブトムシは越冬しないのに対して、クワガタムシは越冬をする種類が多いです。
幼虫のときに越冬をするものもあれば、成虫で越冬をするものもいます。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタは成虫となり活動期を迎えると越冬しないため、ワンシーズンの寿命であるのに対し、オオクワガタやコクワガタは成虫で越冬をするため必然的に寿命が長くなります。
クワガタの飼育には、最低限以下のようなものが必要となってきます。
クワガタムシが生活するためのケースです。
ケースのサイズは飼育するクワガタムシの大きさで決めましょう。
また、基本的に1匹に1ケースを用意するようにしましょう。
オス同士、メス同士で一緒のケースに入れるとケンカをする可能性がありますし、オスメス同士だと繁殖活動を行う可能性があるためです。
しっかりと責任をもって飼育することが出来るのであれば繁殖させてもよいのですが、難しい場合は控えたほうがよいです。
また、メスを殺してしまう種類もいるので、オスメスを一緒にする場合はそういった点でも注意が必要です。
飼育ケースに敷くマット(土)になります。
普通の土でも問題ないのですが、菌や他の生物、園芸用の土であれば農薬など混入している可能性があるため、専用の昆虫マットをちゃんと用意してあげるほうがよいです。
使い方としては、ケースに均等に敷き詰めて、霧吹きなどで湿り気をもたせてあげます。
もちろん日々の食べかすや排便で汚れていくので、臭いがするようになったら交換してあげてください。
クワガタムシの転倒を防ぎ、また、転倒しても自身で起き上がらせるために必要です。
転倒した状態が長く続くと、弱って死んでしまうので、必ずこれらは2~3つほど入れてあげましょう。
クワガタムシは成虫になると、その後ほとんどを木の上で過ごす昆虫なので、登り木も入れてあげましょう。
クワガタムシの主食となります。
基本的にエサはこの昆虫ゼリーのみで問題ないのですが、リンゴやバナナなどのくだものも好物なので与えてあげてもよいです。
ただ、痛みやすいため食べ残した場合はすみやかに片づけてあげましょう。
また、よくスイカやきゅうりなどを与える方がいらっしゃいますが、水分が多いため食べ過ぎると下痢になるため、これらは与えないほうが無難です。
木にゼリーを入れられるよう穴が空いたエサ台というものがあります。
これを使うとゼリーが倒れてこぼれたりせず、また、クワガタムシがエサを食べやすくなるので、入れてあげるとよいでしょう。
下記のような飼育セットなども売られているので、買いそろえるのが面倒な方にはオススメです。
カブト虫・クワガタ虫
カンタン飼育セット
クワガタのお世話はそこまで難しいことはありません。
以下の3つのお世話を欠かさなければクワガタは飼育できます。
クワガタは種類や個体にもよりますが、だいたい週に1~2個のゼリーを消費します。
切らさないように入れてあげましょう。
また、食べかけをそのまま置いておくのは不衛生で病気の原因になったり、コバエや害虫の繁殖原因になります。
1週間残っている食べかけは新しいものと交換してあげましょう。
クワガタの飼育環境では、湿度を保つことが大事になってきます。
週に一度程度でかまいませんので、土などの湿度を確かめましょう。
もし乾いているようであれば、霧吹きで水を散布し、湿らせてください。
ただ、逆に湿らせすぎもよくありません。
湿度が多すぎると、土や木が腐ったり、害虫が発生する原因になります。
また、こういった環境が続くとクワガタも弱ってしまいます。
適度の湿度を心がけましょう。
軽く湿らせるくらいで問題ありません。
湿度にくわえて、気温を一定にすることも大切になります。
しかしながら、クワガタは種類によって適温が変わってきます。
ノコギリクワガタ・・・20~30℃
ミヤマクワガタ・・・16~20℃
オオクワガタ・・・18~23℃
このように適温にバラツキがあるため、飼育する際はあらかじめ適温を調べることが必要になります。
クワガタムシの飼育は比較的難しくありません。
上記したエサを切らさない、湿度や温度を保つことにより飼育できます。
ただ種類によって飼育温度が違ったり、個体によって食べる量など違ったりするため、そこは気を付けましょう。
また、もっとも大事なのはしっかりと愛情をもって育てることです。
愛をもって大切に飼育しましょう。