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皆さん、初めまして!音楽系釣り好きVTuberのChumuNoteと申します。
今回はVTuberの視点から「VTuberを起用したプロモーション」について解説していきます!
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VTuberとは、バーチャルYouTuberの略称で"Live2Dや3Dモデルの姿で動画投稿や配信をしているYouTuber"のことを指します。しかし、Vtuberに明確な定義はありません。静止画で活動する方もいれば、実写での活動も行う2.5次元Vtuberの方もいらっしゃいます。
昨今、VTuberと企業のコラボレーション事例は多種多様な広がりを見せています。皆さんも、街中でVTuberを目にする機会が増えたのではないでしょうか?
東証グロースに上場している大手Vtuber事務所2社の決算資料にも
"前年同期比水準を上回る成長"
(カバー株式会社 IR資料 2025年3月期第1四半期 決算説明会 書き起こしより引用)
"案件単価が大きく伸長しており、特に7月単月 では案件の大型化等で過去最大の収益となるなど、 好調な状況"
(ANYCOLOR株式会社 2025年4月期 第1四半期決算説明資料より引用)
といずれも業績が好調である様子が伺えます。
この成長は大手企業のみならず、事務所に所属していないVTuber(以下「個人VTuber」)の中にも広がりを見せています!
▽筆者事例
・川崎水族館(カワスイ)とVTuber6名のコラボレーション
限定ノベルティのついたコラボチケットを販売。パンフレットのQRを読み込むとボイスガイドが聞けて、一緒に水族館内を回っているような体験ができる。館内では等身大パネルの展示や、グッズ販売が行われた。
・Choose Your PC~インテル AI 入ってる~
【 僕がVTuberになった理由 】
— ChumuNote(ちゅむのーと)🎣🐈⬛@épeler (@tmgnrei) November 17, 2023
え、ええええ❗️❓
あの #インテル と共同クリエイティブ⁉️
皆さんに僕の過去を知ってもらいたくて、
初心者ですが動画作成に挑戦しました😌#決めるのは自分だ #intel#evo#PR pic.twitter.com/sC7u9qJ63C
イラストレーターやダンサーとともにVTuber5名がコラボレーション動画に参加。インテル® Core™ Ultra プロセッサーを搭載したPCのPR動画を公開。
一口にVTuberといっても多種多様な個性や特徴があり、コラボを依頼する企業側からするとキャスティングは難しい印象です。単純に人気であれば成功するとは限らないのもまた頭を悩ませる一因です。
では、キャスティングの際に何を重視すれば良いのでしょうか?
演者自身の趣味嗜好や夢との相性
VTuberはアニメや漫画のキャラクターと異なり、演者自身の趣味嗜好や夢が活動に大きく反映されていることが多いです(例:好きな食べ物、好きな飲み物、TVに出たいなど)。VTuberは配信やSNSを通じて活動情報を発信しています。Vtuberの視聴者はそれらを通じて情報を入手するため、演者自身と親和性の高いコラボレーションはより大きな結果を生み出す傾向にあります。
最近では、ANYCOLOR株式会社が運営する「にじさんじ」に所属している周央サンゴさんと志摩スペイン村とのコラボレーションは大きな話題を呼びました。周央サンゴさんが配信内で志摩スペイン村について熱く語ったことがきっかけでコラボレーションが決まり、志摩スペイン村の"来場者数は23万6000人(前年比約1.9倍)"(businessinsider.jpより引用)と急成長をみせる結果となっています。
VTuberさんへ「夢や愛を沢山語って!」
事業者さんへ「愛の力は想像以上に大きいぞ!」
視聴者層
配信プラットフォームや活動内容の違いにより、VTuberの視聴者層はVtuberによって大きく異なります。商品のターゲット層と視聴者層を合わせることも重要なポイントです。筆者の例でいうと、視聴者層は男性が多いため、男性でも身に付けやすいユニセックスのアパレルグッズを販売することで売上を順調に伸ばすことができています!
ステルスマーケティング
事業者がVTuberを起用しSNS投稿を依頼する場合には、「ステルスマーケティング」にならないように注意が必要です。ステルスマーケティングとは、"広告であるにもかかわらず広告であることを隠すこと"です。
デジタル広告市場の拡大に伴い、令和5年10月1日からステルスマーケティングを不当表示とするよう景品表示法第5条第3号に基づく告示が指定されました。
SNS投稿を依頼する際には、
・ハッシュタグ「#PR」を付ける
・「A社から提供を受けて投稿している。」という文章を記載する
など、条件をしっかりと明記することが必要です。
著作権の帰属先
VTuberのキャラクターデザイン・イラストにおける著作権の帰属先にも注意が必要です。イラストレーター-VTuber間の契約には様々なパターンが存在します。一般に、「著作権をVTuber本人(もしくは企業)に譲渡している場合」と、「利用用途を予め決め利用許諾契約を結んでいる場合」パターンが多く見受けられます。特に個人VTuberにおいては利用許諾契約内で活動している人も多いためPRにVTuberを起用する際には使用するイラストの利用範囲がその契約内容に違反していないかチェックが必要です。
今回は筆者視点でVTuberを起用したプロモーションについて解説しました。「これからVTuberとコラボをしたい!」と思っている事業者の方が、どんなVtuberに声をかければ良いのか考える手助けになりましたら幸いです。もちろん、ChumuNoteとのコラボレーションもお待ちしてます!