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全面マスクを外さずにメガネの位置を簡単に調整でき、全面マスク作業の安全性向上させます。また、メガネの他にも様々なデバイスを装着保持可能です。
全面マスク作業の安全性向上
使用者の顔面(すなわち、目、鼻、口)を気密状態で覆う全面マスクは、原子力施設、
化学施設、生物施設、研究施設、医療施設、防災機関などの様々な分野で広く利用されて
いる。このような分野では、全面マスクを装着した状態で、高い気密性に加えて、良好な
視界を確保することが求められる。
図6は、JISに基づくNaCl漏れ率測定試験の結果を示す図である。メガネを掛け
た場合(“■ ” )と掛けない場合(“● ” )とで、それぞれ9人の被験者について、全面
マスク内部の気密性を示す防護係数を計測した。図6を参照すれば明らかなように、メガ
ネを掛けた状態で全面マスクを装着すると、メガネのテンプルが全面マスクから突出して
、気密性が損なわれる。そこで、例えば特許文献1のように、テンプルのないメガネを、
面体の内側に磁石で取り付けることが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】登録実用新案第3203761号公報
特許文献1に記載の保持装置は、フレームのブリッジ部分に取り付けた磁石で、アイピ
ースに対してメガネを取り付ける構成である。そのため、この保持装置を全面マスクに採用したとすると、使用者の視野の中央に磁石が配置されて、視界を大きく遮るという課題
がある。
また、この課題は、全面マスクの内側でメガネを保持する場合に限らず、放射線量を計
測するセンサを全面マスク内に取り付ける場合など、全面マスク内で任意の対象物を保持
しようとする場合に、同様に生じ得る。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、全面マ
スク内で対象物を保持する保持装置において、全面マスクの気密性の維持と、使用者の視
界の確保とを両立する技術を提供することにある。
本発明の一形態に係る保持装置は、磁力によって互いに引き合う第1磁性体及び第2磁
性体と、対象物を着脱可能に保持する保持部と、前記第2磁性体から前記保持部を吊り下
げる吊下部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、全面マスク内で対象物を保持する保持装置において、全面マスクの気
密性の維持と、使用者の視界の確保とを両立することができる。
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