研究者・技術者の『知りたい』がここにある
メニュー
楽しく学べる記事の一覧です。実験の方法、生き物の生態や育て方など、読んで楽しい記事がそろっています。学びを楽しさと共に深めたい方はぜひご活用ください。
分子標的薬の開発が進む現在でも、ガンの化学療法の主流は放射線や薬剤により DNA 障害を誘導する治療だ。これは我々の細胞が DNA 障害をうまく修復できないと細胞死に陥るようにできているからで、例えば修復酵素が欠損しているガンでは DNA ダメージを与える治療がよく効く。
言語に関わる脳領域が卒中などで傷害されると失語症と呼ばれる状態に陥る。私が学生だった頃は、発話が傷害されるブローカ失語と言語理解が傷害されるウェルニッケ失語を習うだけだったが、現在では関与する様々な領域が特定され、失語の分類も複雑になっている。 いずれに
突然だが、皆さんは今日、何度時計を見ただろうか? 一度も見ていないという人は恐らく稀だろう。そんな現代人の生活を支えるため、私たちの身の回りには無数の時計が設置されている。 この"時計時代"ともいうべき状況になったきっかけの1つが、1920年に現在の国立科学
現役を退いてから、すでに6回以上、道東に出かけている。タンチョウヅル、オオワシ、オジロワシを中心に、様々な鳥を見ることができるからだが、霧多布岬でラッコが見られるのも楽しみだ。何度も潜っては手で貝を食ている姿は見飽きない。 さて、道具の使用が人間の歴史を作ってきたと言っ
私は子供の頃から奈良県で育ってきたマンボウ研究者である。ご存じのとおり、奈良県には海が無い。そのため、子供の頃の私は、海という環境に強い憧れを持っていた。そして、大人になった現在、私は奈良県でマンボウ研究を行っている。 奈良県でもマンボウ研究が進められる理由
昨年、生命科学界トップニュースとして Nature、Science ともに挙げた一つが GLP-1 薬で、肥満治療を可能にする新しいブロックバスターとして現在も利用が拡大している。 創薬系シンクタンクによると、2022年の21,876mil(218億ドル)の売り上げが、
ヒトの胚発生で最初に起こる分化決定は、将来胎児へと発生する内部細胞塊(ICM)と胎盤へと発生する栄養外胚葉(TE)への分化だ。逆に言うと、そこまでは分裂中の細胞もほぼ同じ分化能を保っているといえる。 ところが最近になって、ヒト細胞のゲノムを何回も繰り返し
ご無沙汰しております。管理栄養士の栄 養太郎です。 気づけば今年も、6ヶ月が終了してしまいました。 残りは6ヶ月… さて、今回は国内における健康食品 (保健機能食品) について綴ってみたいと思います。 はじめに 数ヶ月前、ある会社が製造す
髄膜脊髄瘤は背骨の一部が欠損する二分脊椎の一型で、胎生期の神経管形成異常で、発生頻度は比較的高い。母体の葉酸摂取量と発症が関わっていることが知られており、葉酸摂取が勧められるようになりその頻度は低下してきた。しかし、ほとんどのケースで発生のメカニズムはわかっていない。
この HP でも何回か紹介したが、LSD やシロシビンのような幻覚剤がうつ病に効果があることがわかってきた。このような幻覚作用や抗うつ作用はセロトニン受容体を介して起こると考えられているが、2種類あるセロトニン受容体のうち、5-HT2A を介すると考えられてきた。 &n
みなさんは日常的に音楽を聴くでしょうか?何気なく聴くときもあれば、気分によって音楽を選んで聴くことも多いかと思います。 今回は、「同質の原理」という理論を用いて自分自身の精神状態をリラックスさせていくセルフ音楽療法について説明をしていきたいと思います。 音楽療法とは?
リポプロテインは今や悪玉、善玉コレステロールなどの言葉で一般にも広く知られるようになった。悪玉LDL、善玉HDLをはじめ数種類が知られているが、基本的には構成するアポプロテインの違いにより決まり、体内での脂肪輸送の特異性を決めている。 このリポプロテイン