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みなさんこんにちは。新入社員のおすしです。
現在私は、Lab BRAINS 研修の一環で実験ノートの記事を書くことになりました。
本記事は、実験ノートの役割や使い方について初心者が抱きやすい疑問を解消し、基本的な知識を身に付けることができることを目的としています。
この記事を通じて、実験ノートについて多くの方に知っていただければ幸いです。
CONTENTS
実験ノートとは、研究者が日々行う実験の内容や結果を記録するためのノートです。
ラボノートとも呼ばれ、研究活動の記録を残す日誌のような役割を担っています。
実験の目的や手順、観察結果、生データなどを時系列で記録することで後から実験内容を正確に振り返ることができ、研究の進捗確認や報告書、論文作成にも役立ちます。
実験ノートは、自分だけが理解できれば良いものではありません。
共同研究者や指導教員、後任の研究者など、第三者が読んでも内容を理解できるよう分かりやすく正確に記録することが重要です。
誰が見ても実験の経緯や結果を追えるように記載することで、研究の信頼性や再現性を支える重要な資料となります。

ここまでの記事で、実験ノートは研究者にとって重要な役割を担っていることが少しでも伝わったでしょうか。
しかし実験ノートを使用したことがない方には分からない部分も多いと思います。
そこで今回、実験ノートを使用していた新入社員によくある質問に答えてもらいました。
Q1.1人1冊持っているものですか?
A1. はい。個人ごとに実験内容が異なるため、それぞれが専用の実験ノートを使用しています。
実験系ごとに分けるのではなく、研究室での各個人の実験内容や行動、結果を蓄積していくものです。
Q2.実験ノートはどのようなフォーマットですか?
A2. 実験ノートの中身は、一般的な方眼ノートと同じです。
レイアウトに決まった形式はありませんが、日付、実験タイトル、目的、使用した試薬・機器、実験手順、結果、考察などを記録します。
実際の書き方は、先輩の実験ノートを確認し、参考にしてみるのがおすすめです。
Q3.実験ごとに毎回使用するのですか?
A3. はい。実験ノートには、実験手順や試薬の分量などを記録しています。
同じ条件で実験を行うため、毎回ノートを確認しながら実験を進めています。
よく使う実験の試薬の分量は1ページ目に貼って見やすくしていました。
Q4.どのようなときに実験ノートを閲覧しますか?
A4.過去の実験を振り返りたいときに閲覧します。
例えば、教員と前回の失敗原因を考える際には、結果を貼り付けた実験ノートを見ながら話し合います。
また、卒業生が自分と同じような実験を行っていた場合は、その実験手法や手順を参考にすることもあります。

Q5.紙媒体でよかったメリットは何ですか?
A5. 汚れやすい環境では、紙媒体の実験ノートの方が使いやすいです。
例として圃場やビニールハウスで作業をする際は、土や泥が付いたり、水が跳ねたりすることがあります。
また、納屋のような倉庫では埃が舞う環境で作業を行います。
このような場所でパソコンを使用すると故障の原因になるため、紙媒体の実験ノートは役立ちました。
※圃場・・・田んぼや畑などの農地
Q6.大学卒業までに何冊ほど使用しますか?
A6. 学部生は1冊、修士の学生は2冊目を使用している人が多い印象です。
ただし、使用する冊数には個人差があります。
私の場合は実験結果のガラス面に直接メモを書きこんでいました。
そのため、文字だけで埋め尽くされているわけではなく、実験結果の画像を印刷して貼り付けているページが多かったです。
Q7.毎回家に持って帰るものか、研究室に置いておくものなのか。
A7.基本的に実験ノートを持ち帰ることはありません。
万が一紛失してしまうと、情報漏洩につながるリスクがあるため、普段は自分のデスクに保管したままにしています。
Q8.実験ノートがあることで実験結果のミスが減少したといったことはありましたか?
A8.実験ミスが減ったことで、実験技術の上達スピードも早まったと感じています。
研究室に入りたての頃は、毎回のように新しいミスをしてしまうほど実験が下手でした。
しかし、そのたびにミスの内容を実験ノートにメモしたり、注意すべき箇所をプロトコルに書き込んだりしていました。
その結果、貼り付けたプリントは書き込みでいっぱいになってしまいましたが、おかげでミスの数は徐々に減り最終的にはほとんどなくなりました。

実験ノートについては、「いつ書くのか」「どのように管理するのか」「どれくらい使うのか」など実際に研究を始めるまで分からないことが多くあります。
本記事で紹介したQ&Aを参考に、実験ノートの役割や使い方への理解を深めていただければ幸いです。
実験ノートは、実験の記録を残すだけでなく研究を支えるパートナーです。
基本的な役割や使い方を理解し、日頃から正確で分かりやすい記録を心掛けましょう。