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ついに公益社団法人2025年日本国際博覧会協会による、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした2025年日本国際博覧会(万博)が2025年4月13日から始まった。前々から気にはなっていたものの、登録ややこしそうだし、入場料金もちょっと高いし……と思って行こうかどうしようか迷っているうちにあっさり開幕してしまった。4月25日の時点で、一般入場者数の合計が100万人を超えたとニュースで言っていたが、橋爪(2024)によると今回の万博の総計入場者数は2820万人を想定しているとのことだ。これはリピーターも含めた人数だと思われるが、今後この目標を達成できるかどうか注目していきたい。
先行入場者の賛否両論の感想をX(旧Twitter)やニュースで見て、私はこう思った。実際に世界旅行に行くことを考えれば、大阪に行くだけで世界を断片的にでも知ることができるのなら、もしかして安全かつ安いのではないだろうか?と。また、今回の万博でマンボウのグッズや展示があったりするのだろうか?と。前回、2005年に行われた愛知万博には行けなかったが、一応マンボウの入った公式グッズがあったのだ(メルカリで知ってゲットした)。今回ももしかしたらあるかもしれない。あるなら今後の話のネタ的にも入手しておきたい……!

そこで、私は思い切って3万円の通期パスを購入することを決めた! 万博の1日券(平日)は6000円だから、5回以上足を運ぶと元が取れる計算になる。一ヶ月に1回くらいの頻度で行けば気分転換にも良さそうだと思った。私の家からだと往復交通費で毎回2000円前後かかるのは少々痛手だが、地方から来る人達に比べれば安い方だろう。私はマンボウを探すという目標を持って、万博に挑むことにした! とは言え、見付からない可能性の方が高い。なので、本記事は基本的に万博を歩き回った体験記になる。万博の耳寄りな情報は既にX上にも溢れているが、本記事は私が率直に感じた感想を書こうと思う。また、予め言っておくと本記事には万博内の写真は無いので、気になった方はXなどで検索してみて欲しい。
万博のチケットを入手する方法は複数あるが、公式ホームページを見ると、チケット購入前にまず万博IDを登録する必要があり、メールアドレスが必要とのことだった。近年のサイバー攻撃からの個人情報流出の観点から考えると、万博は今、注目度高く狙われやすいと思われる。万博専用のメールアカウントを別に作っておくのがいいかもしれない……?
次に、万博IDを登録した後、公式ホームページにログインして、本人確認を行うのだが……メールによる認証、生体認証・パスコード認証、アプリによる認証の3パターンがあった。メールによる認証がおそらく一番簡単で、私はこれで行った。認証が完了すると、チケット購入、入場日の予約、パビリオン・イベントの抽選・予約ができる(通期パスを購入の場合、顔認証も行う必要がある)。パビリオン・イベントの抽選・予約は4パターンあった。2ヶ月前抽選、7日前抽選、空き枠予約(3日前予約)、当日登録(入場10分後に予約可能)。抽選の2パターンは運、予約の2パターンは他の入場者との争奪戦となる(ちなみにスマホでの予約は各パターン1つまでしかできない?ぽいので、抽選と合わせると運が良い人は最大4つ予約できると思われる)。予定を決める上で特に重要となるのが、空き枠予約。日付が変わった瞬間にインターネット上で激しい争奪戦が繰り広げられているようだ(私は知らなかった)。当日登録はより早く万博内に入った方が有利となるので、入場日により早くゲート前に並んだ方がいい……と、書くとなかなか大変そうだなと思うかもしれないが、特にここに行きたいという所がなければ、万博内を歩き回って人が少なそうなパビリオンを回るのでも良いと思う。私は4月25日に第1回目に行く事を決め、空き枠予約でオランダパビリオンを予約することができた(オランダパビリオンは予約でしか入れないみたい)。
入場日を決めたなら、持ち込む物の事前準備が必要だ。万博では空港と同じく入場前にX線検査があり、持ち込み可能な物と持ち込めない物がある。公式ホームページで事前に持ち込める物を一度確認した方がスムーズに入れるだろう。Xでの情報などを見て、私がリュックに入れた物は以下の写真の通りだ。

これらは問題無く持ち込むことができ、全部持って行って役に立った。写真に挙げた物をリストにすると、
・のど飴(何か食べたくなった時に)
・菓子パンやお菓子(ご飯代わり)
・ペットボトル(飲み物)
・筆記用具(シャーペン、消しゴム、ボールペン、定規)
・予備用マスク
・手帳(スタンプ押す用)
・帽子(日除け)
・モバイルバッテリー(スマホで写真撮る人にはかなり重要)
・ティッシュ
・タオル
・デジカメ(スマホの電池消費節約)
・ビニールの袋(物入れに便利)
・折り畳み傘(雨以外に日除けにも使える)
・除菌ウェットティッシュ(世界中から人が来るので感染症対策)
あと、写真に挙げていない物としては、購入したデジタルチケットのQRコードを紙に印刷したもの(スマホの電池消費節約)、合羽(噴水ショーや肌寒い時に役に立つ)、会場全体の地図(有志がXでポストしているものをA3に印刷して持ってくとスマホ電池消費節約になる)。他の入場者を見てなるほどなと思ったのは、小さな折り畳み椅子(パビリオンで並ぶときに座れる)。
目的のパビリオンがあり、早く入場したければ、8時台前半に夢洲駅に着いておいた方がいい。朝一は当日登録の関係もあり、結構並ぶ。私はこの日、8時16分に東ゲートに到着し、9時10分頃に会場内に入れたが、後ろは結構人が並んでいた。まだ外国人より日本人の方が圧倒的に多い。

結果としてこの日、私は万博内でマンボウに関する情報は何一つ見付けることができなかった……残念である。だ、誰か万博内でもしマンボウ情報を見付けたら教えて欲しい……。私がこの日回ったパビリオンやイベントの行動履歴は以下のとおりである。アメリカ→ フィリピン→ マレーシア→ 昼食(持ち込んだパン食べる)→ シンガポール→ ウォータープラザでの噴水ショー→ Dialogue Theaterいのちのあかし→ チリ→ チュニジア→ カンボジア→ アルジェリア→ バルト諸国→ 欧州連合→ 西ゲートマーケットプレイスでお土産屋を見て回る→ 韓国(当日登録)→ ロボット&モビリティステーション→ アラブ首長国連邦→ 夕食(持ち込んだパン食べる)→ブラジル→ 国際機関館→ いのちめぐる冒険(自由入場部分だけ)→ オランダ(空き枠予約)→ ウォータープラザでの夜の噴水ショー→ ドローンショー。各パビリオンやイベントの拘束時間は、早ければ10分程度、長いものだと1時間ほどだった。YAMAPのアプリで私の歩いた行動履歴のデータを取ったので帰ってから見てみると、9時に入場してから21時に退場するまでのフルで滞在した12時間の間で約15 km歩いていた。

立って見学するところが多いので、足はそれなりに疲れる。こまめに座ったり休憩を挟んだ方がいいだろう。結構歩いたかなと思って帰ってから体重を量ってみると、むしろ0.2 kg増えていた……人体の不思議である。
今回の万博は各国の最新技術や伝統文化が発信されているので、行ってみると意外にイメージと違っていたという気付きも多くあった。例えば、韓国。私はキムチなどのイメージが強かったが、パビリオンではそういった古くからの伝統文化より最新技術を用いた今後想定される未来の姿を全面に押し出したK-popがメインに展示されていた。パビリオンの展示方法は体験型と展示型の大きく2タイプに分けられる。体験型は映像を使ったものが多く、スタッフが次々と部屋を誘導していくので、時間が決められており、予約しないと入れないところが多く、人が並ぶ。一方、展示型は固定展示物を自分で見ていくので、早い人はささっと歩いていくし、ゆっくり見たい人はじっくり見れるので、人の回転率は比較的早く、並んでもあまり待たされない。どちらも一長一短だ。様々な国の展示が垣間見れてなかなか面白い。最新技術を披露するという点ではサイエンスコミュニケーションの場であり、伝統文化を披露するという点ではアートコミュニケーションの場であると感じた。私は生物系の研究者なので、自然とか生物の展示物があるとそちらに興味を惹かれる。例えば、バルト諸国のパビリオンは約300種の植物を押し葉状態で綺麗に並べており、私が今回訪問したパビリオンの中で一番博物館チックだった。解説も和名と学名が併記され、簡単な植物の特徴と、薬効が書かれていた。バルト諸国は大西洋に属する地域なのに、日本でも見たことがある植物が生えているんだなと少し驚いた。各パビリオンについての感想を述べると記事が非常に長くなってしまうので今回は割愛するが、どのパビリオンもこの国は世界に向けてこういうことを売りに出したいのかという気付きが多く、興味深い。日本にいる自分達の生活と各国の人々との違いを何となくでも知るきっかけができるのが万博の大きな醍醐味だろう。
100個ほどある施設のうち、この日回れた場所は16ヵ所だった。とてもじゃないが、一日では回り切れない。万博の雰囲気を味わいたいなら一日でも十分だと思うが、全部を回ろうとすると1週間以上の滞在日数が必要になりそうだ。万博を一日中歩き回って気付いたことが2つある。一つは500 mmのペットボトルの半分くらいしか水を飲んでいなかった。これは体に非常に悪い。水分摂取が少ないと尿路結石ができやすくなる……私も次に行く時はこまめな水分補給をもっと意識したい。今後、夏に向けて気温はどんどん上がり、熱中症や食中毒のリスクは跳ね上がる。万博で体調を悪くして運ばれる人が続出し、ニュースになることは容易に想像できる。他にも海外からの入場者が増えていけば感染症などのリスクも上がることだろう。もう一つは夜は風が強くなり、寒くなる。邪魔になるかもしれないが、夏でも羽織るものは持って行った方が良いと思われる。特にこれからの季節、台風などの天災などが起こり、高齢者の方には厳しい環境になってくるので、無理せず体調に気を付けて万博を楽しんで頂きたいと思う。総合的な1回目の入場の感想として、マンボウ情報は得られなかったが、一人で行っても十二分に楽しめ、世界の一部を知ることができたと思う!
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マンボウいずこ
水分重要