植物の分類についてわかりやすく解説します!

2023.05.07

Byかむら

植物の分類についてわかりやすく解説します!

植物は、私たちの身の回りに数多く存在しています。
数え切れないほどある植物は、大きく種子植物とそれ以外に分けられています。
では、何を持って分類されているのか、わからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では裸子植物や被子植物、双子葉類や単子葉類、胞子によって増える植物など、分類の仕方を幅広く解説しています。
それぞれを代表とする植物も紹介していますので、植物の学習でつまずいたときには、ぜひ参考にしてください。

種子植物とは

種子植物とは、花が咲いてできた種によって、子孫を残す植物のことです。
植物は大きく、種ができるかできないかによって分けられます。
花を咲かせ種子で増えるのが、種子植物最大の特徴です。
植物には種子で増える種子植物のほかに、胞子で増える胞子植物があります。
まずは、見知った植物の多くが分類されている、種子植物について見ていきましょう。

種子植物とは

裸子植物と被子植物

種子植物は、大きく分けて裸子植物と被子植物に分けられます。
この章では、それぞれの特徴を詳しく解説しています。

裸子植物

裸子植物は、種子のもととなる胚珠を守る子房がなく、胚珠がむき出しになっている植物です。
裸子植物には花びらや、花を支えるガクがありません。
その代わり、裸子植物には雄しべや雌しべではなく、花粉を出す袋をもった雄花と、むき出しの胚珠を持った雌花を持っているのが特徴です。
多くの裸子植物では、雄花から出た花粉が風に乗り、雌花で受粉することによって種子が作られています。
このとき風に乗って飛散した花粉は、花粉症の大きな原因にもなっています。
裸子植物の代表的な例は、以下のとおりです。

  • マツ
  • イチョウ
  • ヒノキ
  • ソテツ
  • スギ

 

被子植物

被子植物は、種子のもとになる胚珠が果実のもとになる子房に覆われ、守られている植物です。
被子植物は、花のなかの雌しべが雄しべの花粉によって受粉すると、成長して果実と種子が作られます。
代表的な植物は以下のとおりです。

  • ツツジ
  • ユリ
  • アサガオ
  • チューリップ
  • タンポポ

裸子植物と被子植物

単子葉植物と双子葉植物

さらに被子植物は、そこから単子葉植物と双子葉植物に分けられます。
ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。

単子葉植物

単子葉植物は、簡単に単子葉類とも呼ばれます。
単子葉植物の特徴は以下のとおりです。

  • 子葉が、1枚である
  • 根は、ヒゲ根状に広がっている
  • まっすぐ平行葉脈をしている
  • 維管束がバラバラになっている

子葉とは、種から初めに芽を出した葉っぱのことをいいます。
子葉が1枚しかない場合は、単子葉植物と分類できます。
根は、玉ねぎのように、均一の太さの根が地面のなかで放射線状に広がっているのが特徴です。
葉脈も付け根から葉先まで、まっすぐの線が平行して並んでいます。
茎の断面図を顕微鏡で見てみると、道管や師管といった維管束がバラバラに配置されています。

双子葉植物

双子葉植物は、双子葉類とも呼ばれています。
双子葉植物は単子植物とは全く逆の性質を持っています。
双子葉植物の特徴は以下のとおりです。

  • 子葉が2枚である
  • 音は、主根と側根に分けられている
  • 網目状の葉脈をしている
  • 維管束は、輪の形で均等に並んでいる

双子葉植物は、種子から最初に出た葉っぱが2枚なのが特徴です。芽が出たという言葉で多く想像されるとおりの形をしています。
根は太い主根と、そこから出る側根に分けられます。
大根のように、太く長い1本から、細い根が出ているのが双子葉類の特徴です。
葉脈も根と同じように、太い葉脈から細い葉脈が出ており、すみずみまで網目状に広がっています。
維管束は、輪の形に規則正しく並んでいるのが双子葉類の特徴です。

双子葉植物は花びらの形でさらに細かく分けられます。

合弁花類

1輪の花で、花びらが1つしかない花を合弁花類といいます。
代表的な合弁花類には、アサガオ・ツツジ・タンポポ、キクがあります。

※タンポポやキクは、小さな花の集合体であり、花びらだと思われている1枚で1つの花として成立しています。

離弁花類

離弁花類は、複数の花びらで1つの花を形成している花をいいます。
代表的な離弁花類はサクラ、チューリップ、バラ、コスモスです。

単子葉植物と双子葉植物

種子を作らない植物

植物は大きく分けて種子を作って子孫を増やす、種子植物と、種子を作らない植物に分けられます。
ここでは、種子を作らない生物のなかでも、主に胞子で増える胞子植物について解説します。

シダ植物

シダ植物は、葉の裏側に胞子のうといわれる袋が付いており、胞子で仲間を増やします。
代表的なシダ植物は以下のとおりです。

  • ゼンマイ
  • ワラビ
  • スギナ
  • シノブ

シダ植物の胞子のうから出た胞子が地上に落ちると、そこで発芽し、前葉体になります。
前葉体の中で、受精が行われ、子孫を増やしていきます。
シダ植物には、葉・根・茎の区別があり、維管束があるのが特徴です。

コケ植物

コケ植物は、葉や茎、根の区別がなく、維管束がないのが特徴です。
雄株と雌株に分かれていることが多く、雌株にできる胞子で仲間を増やします。
代表的なコケ植物は以下のとおりです。

  • ゼニゴケ
  • スギゴケ
  • ヒカリゴケ
  • ミズゴケ

コケ植物は湿った地面に群生しており、からだの表面から水分や養分を吸収しています。
根のように見える仮根で、からだを地面に固定しています。

藻類

胞子で仲間を増やす植物には藻類もあります。
藻類は主に水の中に生息しており、茎や葉の区別がなく単純なつくりをしているのが特徴です。
コンブやワカメなど、藻類に分類される植物は、胞子を使って仲間を増やしています。

一方で、ミカヅキモやハネケイソウといった水の中で生息する単細胞生物は、分裂して仲間を増やします。
植物にも分裂して仲間を増やすものがいることを覚えておきましょう。

種子を作らない植物

まとめ

植物の子孫は種子で増えるのか、胞子で増えるのかによって、大別できます。
その後、個々の特徴によってさらに細かく分類され、栄養の運び方や花の形でも分けられていきます。
植物の特徴を理解し、ポイントを抑えておくと、分類しやすくなるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に、今後の学習に役立ててみてください。

まとめ

 

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