こんな違いがある!安全キャビネット、クリーンベンチ、ドラフトチャンバーについて

2021.08.05

安全キャビネット、クリーンベンチ、ドラフトチャンバーの違いを正しくご理解いただいておりますでしょうか?
検査室や実験室で広く使用されている大型機器3種類であり、外見はよく似ておりますがそれぞれ別の仕組みで気流を制御しており、使用用途が全く異なります。
今回は、これらの違いについてご説明させていただきます。

安全キャビネットとは

安全キャビネット(バイオハザード対策用クラスⅡキャビネット)は感染症対策の一次封じ込め装置として世界的に広く使用されております。
HEPA(ULPA)フィルタを2種類搭載し、作業庫内の清浄性に加えて庫内で発生するエアロゾルの外部流出を封じ込める機能を持っております。
「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成16年4月1日)」(カルタヘナ法)や「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成19年6月1日)」(改正感染症法)にて設置が義務付けられております。

安全キャビネット参考画像

クリーンベンチとは

クリーンベンチはHEPA(ULPA)フィルタを1種類搭載し、作業庫内を清浄にする装置です。
安全キャビネットと異なり封じ込め機能は無いため感染性のある病原体等の取扱はできません。
バイオクリーンベンチという商品がございますが、こちらもクリーンベンチの一種であり、感染性のある検体等の取扱はできない機器となります。

クリーンベンチ参考画像

ドラフトチャンバーとは

ドラフトチャンバーは化学実験を行う際に使用する薬品等(酸、アルカリ、有機溶媒)を安全に取扱うための安全装置です。
安全キャビネットやクリーンベンチに搭載されているHEPA(ULPA)フィルタは無く、代わりにスクラバー(湿式、乾式)を搭載し、排気ファンの設置とダクト接続が必要となります。                              
労働安全衛生法(有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質等障害予防規則)にて設置が義務付けられる「局所排気装置」に該当します。

ドラフトチャンバー参考画像

まとめ

今回は見た目が似ている3種の大型機器の違いについてご説明させていただきました。
正しくご理解いただき、安全運用に繋げていただければと思います。
アズワンでは、安全キャビネット・クリーンベンチ・ドラフトチャンバーの販売だけでなく、各種法令に関するご説明や使用方法に関する説明会もご提供させていただいております。
安全キャビネット・クリーンベンチ・ドラフトチャンバーに関するお問い合わせはアズワンへお気軽にお問い合わせください。