【自由研究にオススメ!】葉脈標本(スケルトンリーフ)を作ろう!簡単な作り方、原理もわかりやすく解説!

2021.11.10

植物の葉っぱをよく見ると細かい線がたくさん走っているのが見えますね。
これは葉脈(=維管束)と呼ばれるヒトでいうと血管に当たるもので、根から吸い上げた水や葉でできた栄養分の通り道です。
ここではご家庭にあるパイプ洗浄剤や漂白剤(ハイター/ブリーチ)を使って、葉っぱ中に張り巡らされた葉脈だけを取り出し、葉脈標本(スケルトンリーフ)を作る方法を紹介します!

葉脈標本(スケルトンリーフ)の作り方

準備するもの

ビーカー
バーナー
・ガスボンベ
金網
三脚
・歯ブラシ
バット
割りばし
ドライヤー
ラミネーター
パイプ洗浄剤
漂白剤(ハイター/ブリーチ)
・色素(絵の具でも可)
雑巾
・新聞紙

1.パイプ洗浄剤を加熱し、その中に葉を入れ約20分程度放置する。
※写真はビーカーに葉が2枚しか入っていませんが、10枚以上を一度に処理しても大丈夫です。
※パイプ洗浄剤の代わりに漂白剤(ハイター/ブリーチ)を使うこともできます。

2.葉を取出し、水で洗う。

3.歯ブラシで葉肉を落とす。
※こすらずトントン軽くたたくときれいに葉肉が取れます。

4.漂白剤(ハイター/ブリーチ)で葉を漂白し、色素(絵の具でも可)で色を付ける。

5.ラミネーターを使い栞(しおり)にする。

手順のおさらい
1.パイプ洗浄剤を加熱し、その中に葉を入れ約20分程度放置する。
2.葉を取出し、水で洗う。
3.歯ブラシで葉肉を落とす。
  ※こすらずトントン軽くたたくときれいに葉肉が取れます。
4.漂白剤(ハイター/ブリーチ)で葉を漂白し、色素(絵の具でも可)で色を付ける。
5.ラミネーターを使い栞(しおり)にする。

実験のときの注意点

・パイプ洗浄剤、漂白剤(ハイター/ブリーチ)が万が一皮膚や目についた場合はすぐに15分以上流水で洗い流し、応急処置後眼科医の診察を受けてください。
・パイプ洗浄剤や漂白剤(ハイター/ブリーチ)を酸性タイプの洗浄剤と混ぜないでください。
・ご家庭で実験される場合は、手袋やエプロンをつけ、液が目に入らないよう十分注意しましょう。
・換気扇を回す、窓を開けるなどして必ず換気をしてください。
※自由研究等で自宅で作る際は、大人の方と一緒に作りましょう。

原理の解説

【なぜ葉肉だけが残るのか】
葉脈と葉肉(葉脈以外の部分)の成分に違いがあるためです。
葉脈は主にセルロース、リグニンを主成分としておりこれらの物質はパイプ洗浄剤に含まれる水酸化ナトリウム水溶液で溶けることはありませんが、葉肉の成分であるタンパク質や炭水化物などは溶けてしまいます。
葉っぱによっても葉脈標本の作りやすいものと作りにくいものがあります。
今回使用した葉っぱは”榊(さかき)”と呼ばれる葉っぱです。
いろいろな葉っぱで標本づくりを試してみてくださいね。

まとめ

葉脈標本(スケルトンリーフ)はご家庭にあるパイプ洗浄剤を使って簡単に作ることができます。
また漂白剤(ハイター/ブリーチ)で真っ白にした後絵具や食紅で色を付けることでカラフルな葉脈標本を作ることもできます。
自由研究のネタとして、または簡単にできる理科実験として是非試してみてください。

理科の先生へ

パイプ洗浄液の最適な濃度や煮込む時間は使用する葉の種類により変わるため理科の授業で実験する際には予備実験されることをおすすめします。
火が使用できないときは長時間パイプ洗浄液に浸すことで葉脈標本を作ることも可能です。
実際に手を動かし葉脈のみを抜き出すことで、いかにその構造が複雑かを理解することができます。
また最終的に葉脈標本(スケルトンリーフ)を“栞(しおり)”にすることで生徒さんに楽しんで実験してもらえると思います。