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超音波洗浄器は、各工場の金属部品の脱脂洗浄工程や研究室などで導入されている洗浄技術のひとつです。
身近なものではメガネ洗浄器や入歯洗浄器などがございます。この記事では、超音波洗浄器メーカーの本多電子株式会社様監修のもと、超音波洗浄機の種類や選定方法について、解説致します。
CONTENTS
超音波洗浄とは、水や溶剤を超音波により振動させ、被洗浄物(金属部品など)に付着した汚れやホコリなどを取り除く技術のことです。超音波洗浄器は汚れの種類に応じて適切な洗浄液を選定し、超音波の物理的作用と洗浄液の化学的作用を組み合わせて最大限の洗浄効果を上げることが重要です。

超音波洗浄は次のような特長がございます。
・洗浄品質の均一化
・洗浄時間の短縮化
・被洗浄物全体の洗浄が可能です(複雑な形状の部品、小物の精密部品など)
超音波洗浄器には用途に応じて下記の種類がございます。
●超音波洗浄器の種類
・セパレート型
発振器(コントローラ)と振動子ユニットで構成され、用途や設備に応じて様々な組み合わせを選ぶことが出来ます。
主に一般産業向けとして使用されており、強い洗浄力が得られます。

・卓上型
ワンボディーのコンパクト型で設置が容易です。少量・小物部品の洗浄に適しており、研究室でのテスト洗浄器としても使用されています。
●超音波洗浄器の周波数
・単周波
主に28kHzのみ、40kHzのみがございます。28kHzは強力な洗浄に、40kHzはソフトな洗浄に向いています。
・2周波、3周波
28kHz&75kHz、40kHz&120kHz、28&45&100kHzなどの複数の周波数を使用できます。
2周波や3周波により洗浄ムラを改善できたり、被洗浄物の材質に応じて周波数を使い分けることができます。
75kHz~120kHzなどは精密部品のホコリの除去に用いられています。

●周波数の選定
・28kHz
最も強力な周波数。用途は金属部品、樹脂部品の脱脂洗浄など。
特にステンレスなどの硬い金属部品の洗浄に有効です。
・40kHz
28kHzよりソフトな洗浄の周波数。用途は金属部品、樹脂部品、ガラスの脱脂洗浄など。
特にステンレス、アルミ、ガラス、精密部品などの洗浄に有効です。
・75kHz~120kHz
40kHzより更にソフトな洗浄の周波数。用途は精密部品、ガラスのホコリ除去など。
●洗浄器の形状、洗浄槽サイズの選定
・卓上型
被洗浄物が入る大きさの洗浄器をお選びください。
以下は、監修元の本多電子様がラインナップしている洗浄器の、型番別層タイプの紹介となります。

・セパレート型
Nタイプ(投込タイプ)はお手持ちの洗浄槽に後付けができます。

Fタイプ(振動板タイプ)は装置への組込用となります。

Sタイプ(槽タイプ)は洗浄槽もセットになっており、すぐにご使用できます。

SHタイプ(ヒーター付き槽タイプ)はヒーターが組み込まれた洗浄槽です。温水効果で高い洗浄効果が得られます。

今回は、超音波洗浄器の種類と、選定について解説致しました。超音波洗浄器は、一般産業向けでは工場の洗浄工程や半導体製造工程などで用いられていますが、身近なものでは、メガネ屋の店頭に置かれているものや入歯洗浄用などがございます。実験室の研究機器としてもなじみの深い超音波洗浄器を選定する際には、上記特性を参考にして頂ければ幸いです。