化合物、分散剤、複合体および分散液 無機ナノ粒子を透明化し、様々な溶媒に分散させることが可能な新規分散剤について

2022.07.19 By 日本大学

材料工学

技術概要

様々な無機ナノ粒子を、様々な極性の溶媒に分散させることを可能にする分散剤である。また、この分散剤を磁性ナノ粒子に適応した場合、可視光透過率が極めて高い、透明磁性ナノ粒子を作製できる。

用途・応用

高分子に混ぜる無機フィラーの安定分散剤、透明磁気メモリー、無機ナノ粒子の印刷技術

背景

 金属ナノ粒子であるCoFe2O4ナノ粒子は、超磁性体もしくは強磁性体としての性質を有する。CoFe2O4ナノ粒子は、磁気的性質を有さない媒体に混合することにより、媒体に磁気的性質を付与できる。
CoFe2O4ナノ粒子は、磁気テープ・ハードディスク・磁気スイッチなどに用いられている。
特開2008-69092号公報

課題

 しかしながら、従来の分散剤は、広範囲の溶媒に使用できるものではなかった。
また、CoFe2O4ナノ粒子は、可視光領域に強い吸収を持ち、茶褐色である。そのため、従来、CoFe2O4ナノ粒子を媒体に混合した材料は、茶褐色であり、使用用途が限られていた。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、金属ナノ粒子を広範囲の溶媒に分散させる分散剤として好適に使用できる化合物、およびこれを含む分散剤を提供することを課題とする。
また、本発明は、上記化合物とCoFe2O4ナノ粒子との複合体であって、広範囲の溶媒に分散させることができる複合体、および複合体の製造方法、複合体を溶媒中に分散させた分散液を提供することを課題とする。

手段

下記一般式(1)で表わされる化合物(詳細についてはログイン後にダウンロードしていただける特許本文に記載しております)。

効果

 広範囲(誘電率 4.8〜70)の媒体に金属ナノ粒子を分散させることが可能。
・広範囲の媒体に金属ナノ粒子を分散させるためドーパミンに有機塩であ
るトリブチルホスホニウムクロライドを結合させた構造を有している。
・磁性ナノ粒子にこの分散剤を適用すると透明度の高い磁性ナノ粒子が作
製可能。

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特許情報

特許6736121

2018-047036

WOA1019177042-000000