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様々な無機ナノ粒子を、様々な極性の溶媒に分散させることを可能にする分散剤である。また、この分散剤を磁性ナノ粒子に適応した場合、可視光透過率が極めて高い、透明磁性ナノ粒子を作製できる。
高分子に混ぜる無機フィラーの安定分散剤、透明磁気メモリー、無機ナノ粒子の印刷技術
金属ナノ粒子を溶媒に分散させる分散剤としては、従来、オレイン酸、オレイルアミン
、クエン酸、ドーパミンなどが用いられている。また、金属ナノ粒子を溶媒に分散させる
分散剤として、例えば、特許文献1に記載の粒子分散剤が提案されている。特許文献1に 記載の粒子分散剤は、磁性粒子と配位結合できる構造であるカテコール骨格を有する。ま
た、特許文献1には、磁性粒子を分散剤で被覆した水分散性磁性粒子が記載され、磁性粒
子として金属酸化物が記載されている。
金属ナノ粒子であるCoFe 2 O 4 ナノ粒子は、超磁性体もしくは強磁性体としての性
質を有する。CoFe 2 O 4 ナノ粒子は、磁気的性質を有さない媒体に混合することによ
り、媒体に磁気的性質を付与できる。
CoFe 2 O 4 ナノ粒子は、磁気テープ・ハードディスク・磁気スイッチなどに用いら
れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】特開2008−69092号公報
しかしながら、従来の分散剤は、広範囲の溶媒に使用できるものではなかった。
また、CoFe2O4ナノ粒子は、可視光領域に強い吸収を持ち、茶褐色である。そのため、従来、CoFe2O4ナノ粒子を媒体に混合した材料は、茶褐色であり、使用用途が限られていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、金属ナノ粒子を広範囲の溶媒に分散させる分散剤として好適に使用できる化合物、およびこれを含む分散剤を提供することを課題とする。
また、本発明は、上記化合物とCoFe2O4ナノ粒子との複合体であって、広範囲の溶媒に分散させることができる複合体、および複合体の製造方法、複合体を溶媒中に分散させた分散液を提供することを課題とする。
下記一般式(1)で表わされる化合物(詳細についてはログイン後にダウンロードしていただける特許本文に記載しております)。
本発明の化合物は、カテコール骨格の有する2つの水酸基(−OH)よって金属ナノ粒
子と結合し、かつ有機ホスホニウムイオンを有する。このため、本発明の化合物は、金属
ナノ粒子を広範囲の溶媒に分散させる分散剤として好適に使用できる。
本発明の複合体は、カテコール骨格の有する2つの水酸基(−OH)がCoFe 2 O 4
ナノ粒子と結合し、かつ有機ホスホニウムイオンを有する複合体である。このため、本発
明の複合体は、広範囲の溶媒に分散させることができる。
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