地層とは?どうやって出来ていくの?わかりやすく簡単に解説

2023.06.23

地層は通常、地質学者や考古学者が調査や研究を行う際に重要な情報源となります。地層の中には、化石や鉱物の含有や、地震や火山活動の痕跡など、過去の地球の出来事や環境の変化を示すものが含まれています。
ここではそんな地層のことについて深く知っていきましょう。

そもそも地層とは

地層とは、地球の地殻(地表の外側の岩石層)が時間の経過とともに形成された層状のものを指します。地球の表面は岩石でできていて、その岩石が積み重なってできたものが地層です。

地層のでき方

地層は下記の4つの現象を繰り返すことによって出来ていきます。

風化(ふうか)

地層を形成する最初のプロセスです。地表の岩石や鉱物が風や水、温度変化などの外部要因によって崩れ、砕けたり分解したりすることを指します。風化には物理的な風化と化学的な風化の2つの形態があります。
物理的な風化では、風や水、氷などの力によって岩石が割れたり砕けたりします。例えば、岩石に水がしみ込み、凍って膨張することで割れることがあります。
化学的な風化では、岩石や鉱物が化学的な反応によって分解されます。例えば、酸性雨によって岩石中の鉱物が溶解することがあります。

侵食(しんしょく)

風化によって弱まった地表の岩石や土地が、風や水、氷などの力によって削られることを指します。川の水流や海の波、風によって、地表の物質が削られ、地形が変化します。
川の水流による侵食では、水が地面を流れる際に、岩石や土砂を削り取ります。水の流れが速いほど侵食が進みます。
海の波による侵食では、波の力が岸辺に対して押し寄せ、岩石を削り取ります。長い時間をかけて侵食が進むことで、岩場や海食崖などの地形が形成されます。

運搬(うんぱん)

侵食によって削り取られた岩石や土砂は、風や水、氷によって別の場所に運ばれます。この過程を運搬と呼びます。
川の水流による運搬では、川が運ぶ力によって土砂や岩石が川底を流れ、別の場所へ移動します。川の水流の速さや水量によって、運搬される物質の大きさや距離が変わります。
風による運搬では、風が地表の細かい粒子や砂、埃を運びます。特に乾燥した地域では、風が砂漠の砂を長距離にわたって運ぶことがあります。
氷による運搬は、主に氷河や氷床が関与します。氷河は山岳地帯で形成され、大量の土砂や岩石を抱えて移動します。氷河の融解や退縮によって運搬された物質が地層を形成します。

堆積(たいせき)

運搬された土砂や岩石が、風や水、氷の力が弱まった場所で沈殿し、積み重なって地層を形成します。この過程を堆積と呼びます。
川の河床や湖の底では、水の流れが緩やかになるため、運搬された土砂が沈殿して地層が形成されます。このような場所では、砂岩や泥岩などが形成されます。
海の底では、水中で生物の殻や化石が堆積して地層が形成されます。このような地層は、石灰岩や堆積岩として知られています。

これらの現象は下記のように起こっていきます。

また、蓄積した地層は下記のようになっています。(上記イメージの赤枠部分)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
地層は、地球の表面や地下に存在し、異なる種類の岩石や土が重なった層として見ることができます。
また、地下に積み重なることで地形や山脈の形成にも関与しています。例えば、地震によって地殻が動いたり、川の水や氷河が侵食作用を起こしたりすることで地層が露出、そのときはじめて私たちは地層を見ることができるようになります。
もし地層を見る機会があったら、ぜひ観察してみましょう。
何か新しい発見があるかもしれませんよ。