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突然ですが、手袋を選ばれるとき、どのようなキーワードで検索されていますか?
「フッ酸に使える手袋がほしい」というお客様には、「フッ酸 手袋」で検索してみてください!とお伝えしています。食品用なら「食品 手袋」です。手袋の仕様や特徴には、このようなキーワードが必ず含まれています!
それぞれに特化した仕様や特徴を持たせることで豊富な種類が展開されている手袋ですが、世の中には短時間の使用後に廃棄することを想定した「ディスポタイプ」(使い捨て)の手袋が数多く市販されています。本記事では、代表的な4種類について大まかな特徴を紹介します。手袋選びにお悩みの方は、ぜひチェックしてください!
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研究現場向けには、多種多様な使い捨て手袋が販売されています。素材で分類すると、代表的なものとしてポリエチレン手袋、PVC手袋、ラテックス手袋、ニトリル手袋等があります。また同じ素材でも粉付きタイプと粉無しタイプがあり、これは着脱を容易にする粉(パウダー)の有無が違いとなります。つまり粉は手袋の内側に付いているということですね。粉付きのものは手汗によるべたつきが軽減され、着脱もスムーズに行えますが、人によっては不快感を覚える場合もあります。このあたりは実際の感触と用途を考慮して選ぶ必要があります。なお、一般的に粉の原料はコーンスターチ(トウモロコシから作られたデンプン)です。
それでは、素材別に使い捨て手袋を紹介したいと思います。
まずは4種類の特徴をざっくり比較してみましょう。用途に応じてどれが向いているか、選ぶ際の目安にしてください。

ポリエチレン手袋はもっとも低コストで耐油性・耐薬性に優れています。食品衛生法に適合している商品が多いため、飲食店や食品工場でよく使用されています。強度や伸縮性は低いため、細かい作業には不向きです。エンボス加工されている商品も多く、内エンボスは着脱に優れ、外エンボスは滑り止め効果があります。
プラスチック手袋と呼ばれるPVC(塩化ビニル)手袋は低コストで耐油性・耐薬性に優れています。ポリエチレン手袋よりも強度や伸縮性が高いため非常に幅広く使用されています。だだし、食品衛生法により、食品の調理や加工時の使用を禁止されております。可塑剤として使用されているフタル酸エステルという成分が食品に付着し、それを口に含んでしまうと人体に害を及ぼす可能性があるとされているからです。食品衛生法に適合してることを謳っている商品もあり、これらはフタル酸エステルを含まないことが条件となります。
2020年施行「ポジティブリスト制度」について
2018年の食品衛生法改正により、2020年6月1日から食品用器具・容器包装に使用される合成樹脂を対象とした「ポジティブリスト制度」が施行されました。これは、あらかじめ使用を認められた物質のみをリスト化し、それ以外は原則使用禁止とする制度で、手袋のような食品と直接触れる器具もこの対象に含まれます。以前は「禁止物質を列挙するネガティブリスト方式」でしたが、より安全性を重視した「認められた物質のみ使用可能」という方式に切り替わった点が大きな変化です。食品現場でPVC手袋を選ぶ際は、単に「食品衛生法適合」と表示されているかだけでなく、メーカーの試験結果や適合証明を確認すると、より安心して選定できます。
ラテックス手袋は伸縮性に非常に優れており、手指へのフィットがよく、細かい作業に向いています。食品工場や病院、研究室でよく使用されています。安価で伸縮性が良いため、幅広い用途で使用されている一方で、耐油性・耐薬性は低く、また、天然ゴム由来のアレルギー(ラテックスアレルギー)を引き起こす場合があります。手袋などの各種ゴム製品は、原料となる樹液を加工・成型することにより作られます。その原料に含まれる水溶性の蛋白質成分がゴム製品に残存することで抗原となり、ラテックスアレルギーが発症します。アレルギーが発症した場合、一般的には天然ゴム製品に接触してから数分以内に接触部位の掻痒感や紅斑,蕁麻疹等が発現します。
ラテックスアレルギーには2つのタイプがある
ラテックスアレルギーは大きく分けて次の2つのタイプに分類されます。
いずれのタイプも、症状が出た場合は速やかに使用を中止し、ラテックスを含まないニトリル手袋やポリエチレン手袋への切り替えを検討することが推奨されます。
ニトリル手袋は伸縮性や耐油・耐薬性、ひっかけや引き裂きのいずれにも優れており、食品工場から医療現場、研究施設まで幅広く使われる”オールラウンダー”な手袋です。価格は他に比較して少し高いですが、ラテックスアレルギーを回避する手段の一つとしてラテックス手袋からニトリル手袋への切り替えが行われてきました。伸縮性や操作性を重視し、使用頻度も多い医療現場ではニトリル手袋が多く使われています。
手袋選びに迷ったら、パッケージや製品仕様に記載されている規格にも注目してみてください。
Q. 粉付きと粉無し、どちらを選べばいいですか?
A. 着脱のしやすさを重視するなら粉付き、手袋内の粉の付着を避けたい研究・食品用途では粉無しが選ばれる傾向にあります。粉が製品や試料に混入すると困る作業(精密機器の取り扱いや一部の実験など)では、粉無しタイプが基本です。
Q. PVC手袋は絶対に食品に使えないのですか?
A. フタル酸エステルを含まないなど、食品衛生法(ポジティブリスト制度)に適合していることが確認できる製品であれば使用可能です。パッケージの「食品衛生法適合」表示や、メーカーの適合証明を確認しましょう。
Q. ラテックスアレルギーが心配な場合、代わりに何を使えばいいですか?
A. 天然ゴムを含まないニトリル手袋やポリエチレン手袋、PVC手袋が代替候補になります。特にニトリル手袋は伸縮性がラテックスに近く、代替素材として広く使われています。
使い捨て手袋は実に様々な種類があり、今回は代表的な4種類をご紹介いたしました。新型コロナウイルスの流行で、ニトリル手袋をはじめとして深刻な製品不足に陥りましたが、2026年現在も国際情勢や関税措置の影響で同様の調達難が再燃しつつあり、このような状況下では代わりとなる他種他タイプへの切り替えが求められます。価格や仕様に差があるため、特徴を十分に把握し、用途に応じた使い分けが必要となります。ぜひこの記事でご説明した仕様や特徴、そして関連する規格や最新の需給動向も参考にしながら、ご希望の手袋を探してみてください。
以下リンクより、アズワン株式会社が運営するECサイト「AXEL」にて
取り扱いの使い捨て手袋を検索することができます。
記事とあわせて選定の参考にしていただければ幸いです。