研究者・技術者の『知りたい』がここにある
メニュー
健康で長生きしたい―大小あれど、ほとんどの人が抱く願いと言って良いだろう。そんな願望に一歩でも近付こうと、国が推進する研究開発プロジェクトがある。ムーンショット型研究開発事業の目標2「2050年までに、超早期に疾患の予…
ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した腎臓のもとになる細胞を慢性腎臓病(CKD)のマウスに移植したところ腎機能の低下が抑えられた、と京都大学などの研究グループが発表した。CKDの患者は国内に約2000万人いる…
優れた女性科学者をたたえる「猿橋賞」が、昆虫の聴覚情報処理の仕組みを解明し、ヒトと似た機構があることを見いだした、名古屋大学大学院理学研究科教授の上川内(かみこうち)あづささんに贈られることが決まった。主宰する「女性科…
世界各国で出版された「サピエンス全史」などの著者でイスラエルの歴史学者・哲学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏が来日した。その言動が注目されている同氏を囲んだ公開イベント「デジタル時代の教育と科学の役割」が3月17日に東京大…
懐かしさを感じる度合いが高い人ほど人とのつながりを広げて深めようとし、親しい友人が多くなることを、京都大学などのグループが国際的に行った1000人規模のオンライン調査などで明らかにした。懐かしさを感じることが、親しい友…
日本科学未来館(東京都江東区)で、4月23日から2つの新しい常設展示「量子コンピュータ・ディスコ」と「未読の宇宙」が始まった。複雑で膨大な計算を瞬時に行うことができる量子コンピューターの仕組みを音の体験を通じて理解した…
北極で冬季に観測された海氷の年間最大面積が衛星観測史上最小の1379万平方キロになった、と国立極地研究所(極地研)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が18日発表した。北極海周辺の気温が平年より高いことが要因とみられ、今…
国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西卓哉さん(49)が、日本人3人目となるISS船長に就任した。船長は現場で飛行士の活動をまとめ、安全監理などを担う。交代の式典で大西さんは「大役は、有人宇宙開発に対する日本…
第 654回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院松田研究室の 佐竹 来実さんにお願いしました。 松田研究室は、物理有機化学に基づいた動作原理を基礎にして、有機合成の手法を駆使して分子を合成し、新規な光・磁気・電気の複合機能を有する有機機能性材料を開発する研
有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年4月号がオンラインで公開されています! 4月から研究を始める、という方も多いかと思います。有機合成化学協会誌は「日本語で最先端の有機合成化学を学べる」とても良い教材です。ぜひ読んでみてください。 今月号のキーワードは、「
ムーアの法則の限界と二次元半導体 現代の半導体デバイス産業では、作製時の低コスト化や動作速度向上、高機能化に向けた微細化・集積化が進んでいる。中でも、半導体の表面に微細な電子回路を形成した集積回路では、回路上に搭載するトランジスタの数が増えるほど計算能力の向上が見込める。集積回
こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献してきました.そんな天然物を植物や微生物から探索してくる,いわゆる”ものとり“研究は古くから行われてきました.現在でも,特に多剤耐性菌などの出現から新たな作用機序を持つ有用活性天然