研究者・技術者の『知りたい』がここにある
メニュー
楽しく学べる記事の一覧です。実験の方法、生き物の生態や育て方など、読んで楽しい記事がそろっています。学びを楽しさと共に深めたい方はぜひご活用ください。
このブログでマラリア研究論文を紹介することは多くないが、それでも13年で20回ぐらい論文紹介に登場している。それほどマラリア原虫に対する研究の歴史は長く、それが薬剤やワクチンの開発に直結してきた。マラリア原虫は蚊の唾液腺内での有性生殖・接合により形成さ
先日亡くなった利根川さんは、免疫グロブリン遺伝子などの免疫系の研究から脳研究へと焦点を変え、特に記憶が神経回路に固定される記憶のエングラムについての研究で有名だ。ただ素人から見ると、毎日新しい体験を繰り返している我々の脳内で、特定の回路が選ばれてフィッ
CRISPR による遺伝子編集法の開発は、決まった遺伝子を標的とした治療法の開発だけでなく、ランダムに遺伝子をノックアウトして生物機能に影響する遺伝子を特定するスクリーニング法を可能にし、突然変異による遺伝子探索=リバースジェネティック研究の中心になっ
ステージ4の膵臓ガンの生存期間を大幅に延長したダクソンラシブが大きな期待を集めている。これを開発した Revolution Medicines の株価は2026年に入って4倍近くに上がっており、投資家の期待も集めている。Ras
今日は最近気になった臨床研究を3編紹介する。 本日紹介する論文① 最初はハーバード大学からの論文で、大人のピーナツアレルギーの反応性を便移植で改善できることを示した臨床研究で、大人の食物アレルギーを対象にしたという点では最初の治験研究と言える。
インシュリン抵抗性が生じると、脂質分解を抑えられなくなり遊離脂肪酸が血液を通って肝臓に流入、肝臓で中性脂肪 (TG) が合成され LDL として血中に放出される。TG が増えると、HDL と VDL 間の脂質の交換が上昇、結果コレステロールを回収する
試験管ベイビーと呼ばれた体外受精を初めて成功させたのは英国のロバートブラウンで、2010年にはノーベル賞が授与された。我が国では体外受精児は全出産の8%に上り、先進国では10%近くに上る国もあることから、様々な批判はあったがノーベル賞は当然と言っていい
みなさんこんにちは! サイエンスライターな妖精の時々VTuber彩恵りりだよ! 今回のお話は、初期宇宙の謎の天体“小さな赤い点 (Little Red Dots)”の正体に迫る研究だよ。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって発見されて以来、その正体はいろ
はじめに 日本も含め、世界的に政治の二極化が進んでいる。 前回の記事では保守とリベラルの違いを心理学の立場から考えてみた。 そして、この違いは道徳的直感の違いで説明できること、また保守は曖昧さを好まない傾向があるという話をした。 https://lab-bra
本日紹介する論文 今日紹介するスタンフォード大学とアーク研究所からの論文は、Evo1、 Evo2 と名付けたゲノム進化だけを学習させた生成AIモデルに、大腸菌に感染できるファージウイルスゲノムを生成させるのに成功した研究で、8月6日 Science
ミクログリアが胎児期の卵黄嚢から発生時期に脳に移動して、後は脳内で自己再生し、骨髄からの新陳代謝がないことは広く受け入れられているが、この研究は私の研究室の Igor Samokhavlov 君とシンガポールから共同研究に来ていた Ginhoux 君の
本日紹介する論文 つい先日 L1トランスポゾンが何故X染色体に多いのかについて研究した論文を紹介したばかりだが(https://aasj.jp/news/watch/29317)、今日紹介するテキサス大学とコロンビア大学からの論文は、L1が免疫グロブ