オリジナルの不織布バッグ ~シルクスクリーン印刷~
この連載テーマについて
- アズワンは物販以外の様々な付帯サービスにも力をいれています。
- ここではそんなサービス事業担当者が、研究に役立つ情報を紹介します。
こんにちは こみねぇ です。
ここ数年、イベントや、ショッピングなどで、不織布バッグを手にする機会
増えたと思いませんか?
私も、展示会に足を運ぶと、パンフレットが入った不織布バッグを頂くこと
があります。
以前は、紙袋が主流でしたが、リサイクルの観点からこの「不織布バッグ」も、
徐々に使われるようになってきました。
⇒
この秋発刊された、アズワンの2019総合カタログ にも
新商材として、不織布バックが掲載されています!!!
3-185-01~03 不織布バッグ(マチ付き)
今回紹介するのは、、、 そんな不織布バッグへの「名入れプリント」。
実は、こちらの不織布のバッグのメーカーでは売上げの、"約9割"が、
名入れプリント品なんですって (゚〇゚;)!?
不織布バッグへは 「シルクスクリーン印刷」 という方法で、印刷します。
「シルクスクリーン印刷」とは、孔版印刷という印刷手法の一つ。
対象物、印刷業者によって製作方法に違いはありますが、今回は不織布
バッグのシルクスクリーン印刷の一般的な方法を、簡単に紹介します。
◆ まずは版作り ◆
こちら↓が元になる「スクリーン」
昔、シルク=絹で作られていたことから「シルクスクリーン」と
いわれているんです。
感光性の「乳剤」を塗布↓
次に、デザインをのせて、焼付けます。
デザインの「柄」をのせ、そこに光をあてる(焼付ける)ことで、
柄部分だけ「光を遮断」できます。
「感光させる部分」と「感光させない部分」を分けるんです!
柄の部分だけ感光液が固まらないので、洗い流すと・・・
柄の部分(白い部分)が抜け落ちました。
版の完成です!!
続いて印刷工程に入ります。
版にインクを投入↓ 「白」のインクを用意します
印刷前の無地のバッグ↓
刷り始め ヘラを使って↓
" 力加減 " が職人さんの腕のみせどころ。
特に、不織布のような凹凸のある材料に、
「ムラなく同一品質で何百枚も刷る作業」には、熟練の技術が必要なんです。
刷り終わり ↓
印刷直後 ↓
ラックにのせて↓ 乾燥させます
「白」 単色の製品なので、印刷作業はコレにて終了。
2色以上の場合、色の数だけ版が必要となります。
また「刷る」作業も2回必要となります。
アズワンのロゴ ⇒ を
カラーで印刷するとなると、 赤/緑/黒の3色分の版が必要ですね。
3回×(刷り~乾燥)作業が必要となります。
ショップでも こんな↓キットがあります!!
簡単シルクスクリーン
WEB価格 572円(税抜)~
こちらは「転写フィルム」を使って簡単に版を作る、
教材用の簡易キットです。
インクは別売 シルクスクリーンインキ ↓
何だか、自作の版で、試してみたくなりますね~(^-^)
不織布バッグ、オリジナルのデザインで製作したいっ!!!
というご希望がありましたらこちら ↓ まで