テストステロンを増やすことで精子を増やす剤の開発

2022.07.20 By 山梨大学

薬学

技術概要

忙しい仕事、生活の中で十分に睡眠をとれない、十分な栄養をとれない方が多くいます。そんな男性にテストステロン産生を促し、精子形成を増加させる栄養素を新技術として提案します。 

用途・応用

テストステロン産生促進

背景

 本発明は、有効成分として、含硫アミノ酸及び含硫アミノ酸の水硫基により生成するジスルフィド結合を有する化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有するテストステロン産生促進剤、前記テストステロン産生促進剤を含有するテストステロン産生促進用飲食品添加剤又はテストステロン産生促進用飲食品に関する。

近年、少子化という社会問題が指摘されている一方で、不妊症に悩む夫婦は年々増加している。
 不妊症に関連する問題として、最近では、シフト勤務等の働き方の多様化、長時間労働等の過酷な労働状況により寝る時間を十分に確保することができないような不規則な生活や、食生活の乱れ等による低栄養状態などにより、男性の精子量が減少するという問題がある。

 精子量が減少するという問題に対しては、男性ホルモンの一種であるテストステロンの体内での産生を増加させることが考えられる。
 これまでに、プロペニルシステイン又はグルタミル-プロペニルシステインを有効成分とするテストステロン産生促進剤が提案されている。前記提案の有効成分は、プロペニル基を有することを必須とする化合物であり、ニンニクなどの植物に由来のものである。
 しかしながら、前記提案の有効成分は、煩雑な製造工程を経る必要があり、容易に入手できるとは言えないという問題がある。

 したがって、容易に入手することができ、安全性が高く、優れたテストステロン産生促進作用を有する新たな素材の提供が強く求められているのが現状である。

【先行技術文献】
【特許文献】           【特許文献1】特開2015-196688号公報

 

課題

本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、容易に入手することができ、安全性が高く、優れたテストステロン産生促進作用を有するテストステロン産生促進剤、テストステロン産生促進用飲食品添加剤及びテストステロン産生促進用飲食品を提供すること目的とする。

手段

 本発明者らは、前記目的を達成するべく鋭意検討を行った結果、含硫アミノ酸及び含硫アミノ酸の水硫基により生成するジスルフィド結合を有する化合物からなる群から選択される少なくとも1種が、体内におけるテストステロン産生を促進することを見出し、更に、精子数の増加への効果的な素材であることを知見した。

 前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
 <1> 含硫アミノ酸及び含硫アミノ酸の水硫基により生成するジスルフィド結合を有する化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とするテストステロン産生促進剤である。
 <2> 前記含硫アミノ酸及び含硫アミノ酸の水硫基により生成するジスルフィド結合を有する化合物からなる群から選択される少なくとも1種が、システイン、メチオニン及びシスチンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する前記<1>に記載のテストステロン産生促進剤である。
 <3> 精子形成促進作用、精巣へのコレステロールの取込み促進作用、細胞膜におけるリポ蛋白受容体の活性亢進作用及びテストステロン産生系遺伝子群の発現増強作用からなる群から選択される少なくとも1種の作用を有する前記<1>から<2>のいずれかに記載のテストステロン産生促進剤である。
 <4> 前記<1>から<3>のいずれかに記載のテストステロン産生促進剤を含有することを特徴とするテストステロン産生促進用飲食品添加剤である。
 <5> 前記<1>から<3>のいずれかに記載のテストステロン産生促進剤を含有することを特徴とするテストステロン産生促進用飲食品である。
 

効果

 本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、容易に入手することができ、安全性が高く、優れたテストステロン産生促進作用を有するテストステロン産生促進剤、テストステロン産生促進用飲食品添加剤及びテストステロン産生促進用飲食品を提供することができる。

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特許情報

特願2018-084100

JPA 2018084100-000000