インプラント周囲炎の発生機序の解明と治療方法の確立

2023.02.13 By 昭和大学 インプラント歯科学講座 准教授  宗像 源博

医学

研究者情報

インプラント歯科学講座 准教授
宗像 源博

関連キーワード

インプラント周囲炎、インプラント周囲骨吸収、生物学的幅径、Micro-gap、Micro-leakage

シーズ内容や、それに関する特許などの情報について

口腔インプラント治療を通じてメインテナンス時における臨床的トラブルに多く遭遇する中で、一般的な歯周炎とは異なる様相のインプラント周囲炎は、インプラントの構造の問題であると捉え疑問に感じていた。構造上の観点から、上部構造のアクセスホールから浸潤した細菌のインプラント-アバットメント接合部からの微小漏洩(Microleakag)を検証し、その際の炎症性細胞浸潤および周囲骨の評価をすることでンプラント周囲炎の真の発症原因と機序を解明し、予防法および治療法を確立することを目的としている。
 本研究は,インプラント体の構造のインプラント-アバットメント接合部に注目し細菌の微小漏洩を明らかにすることで、アクセスホールを封鎖する材料を検討することであり、今までこれらを網羅した研究成果発表はなく、独創的である。インプラント周囲炎を予防することができる構造体および材料を開発することは、超高齢者における健康寿命を延長することができる画期的なことである。
①アクセスホールからの微小漏洩(Microleakage)の解明
 インプラント周囲炎を惹起するのは細菌であることは現時点での予備研究で明らかにされており、その侵入経路をインプラント構造体の観点から考察する。そのために、アクセスホールからの微小漏洩に関して、機能時を想定してアクセスホール内の試薬がインプラント・アバットメント間の Microgap から周囲骨への漏出経路を明らかにする。
② Microleakage を生じさせないアクセスホール封鎖材料および封鎖法の解明
 構造学的原因により明らかにされた Microleakage の経路および考察から最も適したアクセスホール封鎖材料および封鎖法を検討する
③臨床研究の実施によるインプラント周囲炎の予防法と治療法の解明

想定される産業への応用

〇現在日本におけるインプラント治療は、年間 250 億円を超える歯科医療最大のマーケティングになっている反面、ソフトの面やハードの面で大きく海外より出遅れている部分も大きいです。さらに、日本特有の超高齢社会におけるインプラントの貢献は高いことが期待されている一方で,国内のインプラントメーカーが非常に少なく開発が遅れていることも事実であります。 本研究により世界的な疾患の治療方法の開発がおこなえると考えております。

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