ブドウのワイン加工残渣の有効利用

2022.11.30 By 昭和大学 統括研究推進センター 講師 塚田 愛

医学

研究者情報

統括研究推進センター 講師 塚田 愛

関連キーワード

SDGs、ワイン加工残渣、抗酸化、美白、サプリメント

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ブドウのワイン加工残渣は電子授受能が極めて高く、カテキンやポリフェノールといった既存流通原料よりも抗酸化活性能の指標であるヒドロキシラジカル消去能が群を抜いて高かった(左下図;Tsukada M, et al. PLoS One. 2016)。
関節リウマチ,日焼け,精神的ストレス等の動物モデルに対するワイン残渣の効果を検証した。関節リウマチモデルラットに投与したところ,鎮痛作用ならびに炎症性サイトカインの産生抑制作用が認められた。日焼けモデルマウスに投与したところ,UV 照射によるメラニンの産生,赤味(皮膚の炎症)の誘発が抑制され,日焼けからの回復も促進された(右下図)。
また,精神的ストレス(社会的孤立ストレス)モデルラットに投与したところ,ストレスによるイライラ(攻撃行動)が抑制され,ストレス誘発に関与する視床下部オレキシンの分泌が抑制された。
これらの効果の作用機序の一端に,抗酸化活性能が関与しているのではないかと考え,検証を続けている。

想定される産業への応用

〇当該研究者は化粧品業界でサプリメント開発の経験があります。ワイン残渣は,コストや流通形態についても既に検証段階にある原料です。最終商品の配合比率を想定した,コスト面でも現実的な濃度で実験を実施しています。
市場のポリフェノール原料よりも格段にコスト安になります。現在は経口投与の(サプリメントを想定した)実験を実施していますが,今後は外用の(化粧品原料)実験を実施することも可能です。

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