磁界振動発電~IoT端末向け電源~

2022.11.07 By 大阪府立大学 大学院 工学研究科 准教授 吉村 武

機械工学

背景と狙い

圧電効果を用いた振動発電においては、理論出力に迫る高い効率で振動が持つ運動エネルギーを電気エネルギーに変換できるようになってきました。そこで、圧電素子を小型の発電機として利用することを着想し、電線を流れる電流から導体に接触することなくエネルギーを取り出すことができる素子を開発しました。この技術によりコンセントの位置を気にすることなく、IoT端末のような小型電子機器の設置が可能になります。

研究の概要

交流電流が流れる電線の近くに設置するだけでmWクラスの発電が可能なエネルギーハーベスティング(環境発電)技術です。電線の周りに発生する磁界を利用するので、絶縁被膜を破る必要がありません。そのため、電気工事が不要で容易に後付けが可能、高圧電線でも漏電の心配がなく安全性が高い、完全密閉が可能で周囲の環境の影響を受けない等の特徴を有します。本発電技術は、屋外、地下、水中などの過酷環境でも利用可能であり、民生/産業用IoT端末の電力供給源として最適です。

研究の特徴

・圧電効果を使った新技術
・出力電圧:~10V、発電量:~1mW
・電線の横に設置するだけ
・電線電圧に無関係
・完全密閉可能

研究の適用分野

・緩やかな現象の遠隔監視
・突発的な現象の遠隔監視
・常時監視
・Bluetooth等の無線通信用電源
・エンターテイメント
・生産設備、農業、過酷環境

研究の内容

問い合わせ・詳細資料閲覧

特許情報詳細や資料のダウンロード等については無料会員登録後に閲覧していただけます。

本研究に関するご質問や、話を聞いてみたいなどご興味をお持ちになりましたら、是非お気軽に以下のフォームにお問い合わせください。