アンテナ、アレイアンテナ及びコンピュータ断層診断装置用アンテナ装置

2022.07.20 By 日本大学

機械工学

技術概要

周波数特性やコンピュータ処理との整合性を改善することを図る。

用途・応用

マンモグラフィ、CT

背景

 従来、乳房内の異物を検出するマイクロ波を用いたマンモグラフィ装置が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されるマイクロ波マンモグラフィ装置は、被検体に対して、複数のマイクロ波照射器から周波数を変えながら順次マイクロ波を照射し、被検体からの散乱波を複数の受信器で同時受信して、当該散乱波の強度および位相から被検体の異物の位置および大きさを検出している。このマイクロ波マンモグラフィ装置では、クロストークが小さい誘電体積層ダイポールアンテナを用いることにより、複数の受信器で同時受信する際のクロストークを低減している。また、トモグラフィ計算アルゴリズムとして、FBTS(Forward-Backward Time-Stepping)法を用いている。

【先行技術文献】
【特許文献】

【特許文献1】特開2017-158835号公報

 

課題

しかし、上述した従来のマイクロ波マンモグラフィ装置では、アンテナの周波数特性が不十分であり、より広い周波数特性を実現するアンテナが要望されている。また、FBTS法の計算との整合性がよいアンテナが要望されている。

 本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、周波数特性やコンピュータ処理との整合性を改善することができる、アンテナ、アレイアンテナ及びコンピュータ断層診断装置用アンテナ装置を提供することにある。

手段

(1)本発明の一態様は、面状の第1アンテナ素子と、前記第1アンテナ素子に対向して配置され且つ前記第1アンテナ素子に給電する給電ラインを囲む凹形の面状の第2アンテナ素子と、を備えるアンテナである。
(2)本発明の一態様は、前記第2アンテナ素子の面積は前記第1アンテナ素子と同程度の面積である、上記(1)のアンテナである。
(3)本発明の一態様は、前記第1アンテナ素子の給電ライン側の端部に、前記給電ラインとは異なる向きのスリットが設けられた、上記(1)又は(2)のいずれかのアンテナである。
(4)本発明の一態様は、前記第1アンテナ素子と前記給電ラインとが、前記第1アンテナ素子の短手方向の中点部において接続されている上記(1)又は(2)のいずれかのアンテナである。
(5)本発明の一態様は、前記第1アンテナ素子の長手方向の対辺の長さが互いに一致している(4)のアンテナである。
(6)本発明の一態様は、前記第2アンテナ素子の両端部は階段形状を有する、上記(1)から(5)のいずれかのアンテナである。

(7)本発明の一態様は、上記(1)から(6)のいずれかのアンテナが同一面内に複数配置されたアレイアンテナである。

(8)本発明の一態様は、コンピュータ断層診断装置に使用されるアンテナ装置において、上記(1)から(6)のいずれかのアンテナが同一面内に複数配置されたアレイアンテナが、被検体が内側に配置される直方体形状のアンテナ容器の六つの面のうちいずれか一つ又は複数の面に設けられた、コンピュータ断層診断装置用アンテナ装置である。

効果

本発明によれば、周波数特性やコンピュータ処理との整合性を改善することができる、アンテナ、アレイアンテナ及びコンピュータ断層診断装置用アンテナ装置を提供することができるという効果が得られる。

問い合わせ・詳細資料閲覧

特許情報詳細や資料のダウンロード等については無料会員登録後に閲覧していただけます。

本研究に関するご質問や、話を聞いてみたいなどご興味をお持ちになりましたら、是非お気軽に以下のフォームにお問い合わせください。

 

特許情報

特開2020-145673

JPA 2020145673-000000