異常運転行動検出装置、異常運転行動検出方法、及びプログラム

2022.10.17 By 新潟大学

情報

技術概要

簡易な構成で、運転者による加減速操作に関する異常行動を検出することができる異常運転行動検出装置、異常運転行動検出方法、及びプログラムを提供する。

用途・応用

異常運転の検知

背景

 車両の運転における安全対策として、加速度センサや磁気センサにより異常を検知して、監視カメラにより車両周辺を撮像するドライブレコーダや、車速センサ、ヨーレートセンサ、ブレーキ圧センサ等の各種センサにより異常を検知して、安全運転支援を行う技術が知られている。

【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】特開2007-88541号公報
【特許文献2】特開2007-66194号公報
【特許文献3】特開2009-29343号公報

 

課題

 特許文献1~3に開示された技術では、異常検出のための多数のセンサを車両に搭載する必要があるため、異常検出システムが複雑である。

 本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、運転者による加減速操作に関する異常行動を検出することができる異常運転行動検出装置、異常運転行動検出方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

手段

 上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る異常運転行動検出装置は、車両を運転する運転者による加減速操作に関する異常行動を検出する異常運転行動検出装置であって、前記車両の車速を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した車速と、所定時点の車速を推定するための予め定めた自己回帰モデルとを示す情報を記憶する記憶手段と、前記自己回帰モデルと、前記所定時点よりも前の互いに異なる時点における複数の車速とに基づいて前記所定時点の車速を推定する推定手段と、前記取得手段が取得した車速と、前記推定手段が推定した前記所定時点の車速との差分が、予め定めた閾値を超えた場合に前記異常行動を検出する検出手段と、を備 え 、前 記 自 己 回 帰 モ デ ル の 次 数 は 予 め 定 め ら れ 、前 記 推 定 手 段 は 、 前 記 自 己 回 帰 モ デ ル に 、 前 記 所 定 時 点 よ り も 前 の 互 い に 異 な る 時 点 にお け る 前 記 次 数 分 の 車 速 を 代 入 し て 前 記 所 定 時 点 の 車 速 を 推 定 す る 。

 前記検出手段は、前記取得手段が前記所定時点よりも前の時点で取得した車速と、前記推定手段が推定した前記所定時点の車速との差分が、前記閾値を超えた場合に前記異常行動を検出する、ようにしてもよい。

 前記自己回帰モデルは、前記車両に予め定めた経路を前記異常行動が生じていない状態で複数回走行させた際の車速の時系列に基づいて予め定められる、ようにしてもよい。

 前記車両はシミュレータによる仮想上の車両であり、前記異常運転行動検出装置は、前記シミュレータに備えられていてもよい。

 上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る異常運転行動検出方法は、車両を運転する運転者による加減速操作に関する異常行動を検出する異常運転行動検出方法であって、前記車両の車速を取得する取得ステップと、所定時点の車速を推定するための予め定めた自己回帰モデルと、前記所定時点よりも前の互いに異なる時点における複数の車速とに基づいて前記所定時点の車速を推定する推定ステップと、前記取得ステップで取得した車速と、前記推定ステップで推定した前記所定時点の車速との差分が、予め定めた閾値を超えた場合に前記異常行動を検出する検出ステップと、を備 え 、前 記 自 己 回 帰 モ デ ル の 次 数 は 予 め 定 め ら れ 、前 記 推 定 ス テ ッ プ で は 、 前 記 自 己 回 帰 モ デ ル に 、 前 記 所 定 時 点 よ り も 前 の 互 い に 異 な る時 点 に お け る 前 記 次 数 分 の 車 速 を 代 入 し て 前 記 所 定 時 点 の 車 速 を 推 定 す る 。

 上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、車両を運転する運転者による加減速操作に関する異常行動を検出するためのプログラムであって、コンピュータを、前記車両の車速を取得する取得手段、所定時点の車速を推定するための予め定めた自己回帰モデルと、前記所定時点よりも前の互いに異なる時点における複数の車速とに基づいて前記所定時点の車速を推定する推定手段、前記取得手段が取得した車速と、前記推定手段が推定した前記所定時点の車速との差分が、予め定めた閾値を超えた場合に前記異常行動を検出する検出手段、として機能さ せ 、前 記 自 己 回 帰 モ デ ル の 次 数 は 予 め 定 め ら れ 、前 記 推 定 手 段 は 、 前 記 自 己 回 帰 モ デ ル に 、 前 記 所 定 時 点 よ り も 前 の 互 い に 異 な る 時 点 にお け る 前 記 次 数 分 の 車 速 を 代 入 し て 前 記 所 定 時 点 の 車 速 を 推 定 す る 。 

効果

 本発明によれば、簡易な構成で、運転者による加減速操作に関する異常行動を検出することができる。

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特許情報

特開2019-153257

JPB 007039012-000000