都市型農業にむけたメタン発酵消化液の適用技術

2022.11.07 By 大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 講師 遠藤 良輔

環境

背景と狙い

メタン発酵は,廃棄物系バイオマスのエネルギー転換技術として有力であるが,最終残渣として大量に発生する消化液の処理が,社会実装を妨げる一因となっている。本研究では,その消化液の利用可能性を飛躍的に向上させる。

研究の概要

食品・農業廃棄物系バイオマスからエネルギーを回収するバイオマス転換技術のメタン発酵処理においては,発酵残渣である消化液が副産物として大量に発生する。本研究では,この消化液の好気的微生物による酸化処理を通して,養液栽培を始めとした広範な栽培様式に適用可能な植物用培養液に改質する。

 

【研究の特徴】

従来のメタン発酵消化液は,自然土壌を培地とする農業形態にしか適用できなかった。本研究で開発した改質消化液は,これらに加えて,水耕栽培や人工培地を用いた養液栽培にも利用できるため,消化液処理問題の解決手法のひとつとして有効である。

【研究の適用分野】

本技術で開発した改質消化液は,欧米ならびに我が国で社会実装が急ピッチで進められている都市型農業(アーバンアグリカルチャー)に培養液として適用できる。

* 植物工場における培養液利用

* 家庭での養液栽培への適用

* 都市緑地への散布,etc…

研究の内容

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