水素爆発防止装置

2022.08.02 By 日本原子力研究開発機構

化学

技術概要

ハニカム構造セラミックスに貴金属を担持し、貴金属の触媒作用で水素と酸素を大気圧、常温の下で反応させて水蒸気に変換。

用途・応用

水素爆発を抑えた水の合成

背景

 原子力プラントとして、一般に、沸騰水型原子力プラントが用いられている。この沸騰水型原子力プラントでは、核燃料物質を含む燃料を、原子炉圧力容器内の炉心に装荷し、その核燃料物質の核分裂により生じる熱によって、冷却水を加熱して、蒸気を発生させている。このように発生した蒸気は、タービンに供給され、発電に供される。

 一方、冷却水は、核分裂により生じる中性子やガンマ線などの放射線によって、水素(ガス)と酸素(ガス)とに分解される場合がある。 

課題

 しかしながら水素および酸素を結合させ、水を生じさせる場合には、反応熱が生じるため、触媒周辺の温度が上昇して、水素が発火する場合がある。そのため、水素の発火を抑制することが要求されている。

 そこで、本発明の目的は、水素および酸素を結合させるとともに、水素の発火を抑制することができる水素-酸素結合装置を提供することにある。

手段

 上記目的を達成するために、本発明の水素-酸素結合装置は、水素および酸素を含むガスが通過するパス部材と、前記パス部材内に配置され、前記ガスに接触されることにより水素および酸素を結合させる触媒を備える複数の触媒部とを備え、複数の前記触媒部は、前記ガスの流れ方向に沿って配置されるとともに、前記ガスの流れ方向下流側に配置される前記触媒部が、前記ガスの流れ方向上流側に配置される前記触媒部に比べ、多くの前記触媒を備えていることを特徴としている。

効果

 本発明の水素-酸素結合装置では、水素および酸素を含むガスがパス部材により通過され、そのパス部材内に配置される触媒部において、触媒に接触され、水素および酸素が結合される。

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特許情報

特許第6191862号
共願:ダイハツ工業㈱

JPB 006191862-000000