ボタンボウフウ(長命草)の生理活性成分イソサミジンの化学合成法の確立

2022.11.08 By 大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 教授 谷森 紳治

バイオ

技術の概要

長命草の生理活性成分イソサミジンの画期的な化学合成法を開発した。従来法ではジオールの選択的アシル化に難があったが、スズ化合物を用いる選択的アシル化法により効率的に合成する方法を開発した。これにより大量供給が可能になり、機能性食品、サプリメント、医薬品への応用が期待される。今後ラセミ中間体のキラル分離、生理活性評価、誘導体合成へ展開する。

*従来、長命草からの抽出により、有用物質イソサミジンを採取していた。
しかしながら、この抽出法では、得られるイソサミジンは大量に得ることができず、高価であった。今回の化学合成法の確立により、イソサミジンをより安価により大量に、供給できる道を開いたことになる。

技術の特徴

合成時の反応選択性向上と応用範囲の広がり
* スズ化合物を利用することでアシル化の選択性が向上
* 誘導体合成が容易な合成経路
* 光学活性体合成も可能
      ↓
貴重な有用物質を大量に、安価に入手できる画期的合成法を世界で初めて確立した。

 

 

適用分野

【想定される用途】

* 機能性食品、サプリメント、医薬品として

* 誘導体合成完了後は、イソサミジン誘導体ライブラリーとして生化学試薬として

 

【希望する連携企業】

* <イソサミジン製造企業>
  化学会社(有機合成):大量合成法、キラル分離法、誘導体合成法の検討
*<イソサミジン利用企業>
  医薬品会社:生理活性評価
  食品、サプリメント供給会社

技術の内容

【提案する内容】

 

【実装化へのステップ】

* メーカーとの連携による、イソサミジンの化学的大量合成法の確立。
* サプリメント、機能性食品、医薬品等への応用。
* 誘導体合成によるライブラリーの構築。

特許情報

発明の名称

イソサミジン類縁体およびサミジン類縁体の
製造方法

概要  イソサミジンには二つの異なるアシル基が存在し、その選択的導入が合成の鍵となる。本特許では、スズ試薬を利用することでその選択的導入を可能とし、従来法に比べて容易に化学合成する方法を見出した。
出願番号 2017-039701
出願人 大阪府立大学
代表発明者 谷森紳治

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特許情報

2017-039701

JPA 2018145120-000000