オゾン水による環境微生物由来の「よごれ」に対する抑止効果について

2022.11.07 By 大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 教授 向本 雅郁

バイオ

背景と狙い

オゾン生成を電気分解方式にすることで小型化したオゾン生成デバイスを用いて、生活環境、特に水廻りの「よごれ」の原因となる微生物を不活化し、清潔で快適な生活環境を実現させることを目的とした。

研究の概要

 環境微生物による「よごれ」は微生物が増殖し蓄積することによって発生する。様々な材質の資材に付着した細菌・カビに対する小型オゾン生成デバイスで生成したオゾン水の不活化効果を流水洗浄によって検証し、不活化効果は菌が付着する材質によって影響されないことを証明した。また、1週間連続で細菌・カビの汚染とオゾン水による洗浄を繰り返した時の菌数の変化を調べた結果、毎回1分以上洗浄することにより、菌の付着つまり「よごれ」を抑止できることを明らかにした。

研究の特徴

小型オゾン生成デバイスの様々な用途での実用化を実現させるために、家庭の生活環境特に「よごれ」抑制に焦点を絞り、より実用面に考慮した試験系を用いて効果試験を実施し、その効果を実証した。

オゾンウォーター生成デバイス

 

オゾン水による細菌の不活化効果

 

【研究の適用分野】

 家庭用 水廻りの防カビ・除菌・脱臭

 業務用 厨房・厨房機器の除菌・洗浄/パブリックスペースの除菌・洗浄/食品の除菌・洗浄

 

研究の内容

菌が付着する材質の違いによるオゾン水の不活化効果の検証

 

オゾン水は、菌が付着する材質にほぼ影響されず数十秒で十分な不活化効果あり

 

 

7日間の連続汚染および不活性化試験

 

【 試験結果 】

オゾン水の濃度依存的に不活化率は上昇した。            3日後では0.4mg/L以上、7日後では0.5mg/L         10秒の処理で99.9%以上菌を不活化した。

     

    オゾン水で定期洗浄すれば菌由来の「よごれ」は継続的に抑制可能

 

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