ヤセウツボ等の根寄生植物の防除剤に関する開発

2022.11.07 By 大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 准教授 岡澤 敦司

バイオ

特許情報

発明の名称 根寄生植物の防除剤及び防除方法
出願番号 特願2018-032276
出願人 大阪府立大学

背景

根寄生植物は、農作物の根に寄生し養分を奪う植物であり、世界の農業に甚大な被
害をもたらしている。根寄生植物による農作物の損失額は年間に約70億を超え130
億ドルにも及ぶと試算されている。
従来、根寄生植物の種子発芽刺激活性のある物質(宿主植物の非存在下で強制発
芽させる物質)等、根寄生植物の防除に関する物質や方法が提案されていたが、そ
の効果が低く、根寄生植物に選択的な除草剤がほとんど知られていなかった。

発明概要と利点

本発明者は、根寄生植物の発芽過程において重要な役割を果たすプランテオースの
加水分解を触媒するα-ガラクトシダーゼに着目し、α-ガラクトシダーゼの阻害物質
をスクリーニングし、その阻害物質を含む防除剤を開発した。

<発明の特徴>

  • α-ガラクトシダーゼの阻害剤の添加により、根寄生植物の種子の発芽又は幼根の伸⾧を阻害することが可能。
  • 宿主植物の発芽に対する影響は少ないことから、根寄生植物に対して選択的に防除できる可能性が高い。

 

【根寄生植物の発芽に対する阻害試験】

 ヤセウツボ種子にGR24 (発芽刺激物質) とともに特定の α-ガラクトシダーゼの阻

 害剤(PI)を処理し、ヤセウツボの幼根の伸長を観察。

 

 

 

 

 

 

 

【宿主植物の発芽に対する阻害試験】

 シロイヌナズナ種子にGR24 (発芽刺激物質) とともに特定の α-ガラクトシダーゼ

 の阻害剤(PI)を処理し、シロイヌナズナの幼根の伸長を観察。

→ PIはシロイヌナズナの発芽を
 ヤセウツボよりも大きく阻害しなかった。

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詳細資料・特許情報

ヤセウツボ等の根寄生植物の防除剤に関する開発_TLO

特願2018-032276

JPA 2019147749-000000