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第 654回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院松田研究室の 佐竹 来実さんにお願いしました。 松田研究室は、物理有機化学に基づいた動作原理を基礎にして、有機合成の手法を駆使して分子を合成し、新規な光・磁気・電気の複合機能を有する有機機能性材料を開発する研
有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年4月号がオンラインで公開されています! 4月から研究を始める、という方も多いかと思います。有機合成化学協会誌は「日本語で最先端の有機合成化学を学べる」とても良い教材です。ぜひ読んでみてください。 今月号のキーワードは、「
ムーアの法則の限界と二次元半導体 現代の半導体デバイス産業では、作製時の低コスト化や動作速度向上、高機能化に向けた微細化・集積化が進んでいる。中でも、半導体の表面に微細な電子回路を形成した集積回路では、回路上に搭載するトランジスタの数が増えるほど計算能力の向上が見込める。集積回
こんにちは!熊葛です.天然物は複雑な構造と有用な活性を有することから多くの化学者を魅了し,創薬に貢献してきました.そんな天然物を植物や微生物から探索してくる,いわゆる”ものとり“研究は古くから行われてきました.現在でも,特に多剤耐性菌などの出現から新たな作用機序を持つ有用活性天然
第 654 回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 協奏分子システム研究センター 階層分子システム解析研究部門 助教 の 米田 勇祐 (よねだ・ゆうすけ) 先生にお願いしました! 米田先生は、最先端の分光学を駆使した化学反応ダイナミクスとメカニズムの研究に
第653回のスポットライトリサーチは、名古屋大学 学際統合物質科学研究機構 野依特別研究室 (斎藤研究室)森 彰吾 助教にお願いしました。 人工光合成は環境・エネルギー問題の観点から注目されており、無機化合物を原料にしたプロセスが特に研究されていますが、今回ご紹
Tshozoです。 今回はおなじみ、東京大学大学院 西林研究室からの研究成果紹介(第652回スポットライトリサーチ)になります。 “Molybdenum-catalyzed ammonia synthesis by using zero-valent metal powde
第651回のスポットライトリサーチは、京都大学大学院工学研究科(大内研究室)の堀池優貴 さんにお願いしました。 今回ご紹介するのは、湿度応答するポリマー材料に関する研究です。堀池さんが所属されるグループは、親水性と疎水性の側鎖をもつ2種類のモノマーのランダム共重
第649回のスポットライトリサーチは、東北大学大学院環境科学研究科(本間研究室)博士課程後期2年の飯村玲於奈 さんにお願いしました。 今回ご紹介するのは、α-MnO2のナノ粒子化に関する研究です。α-MnO2は多価イオン電池の正極や好気性酸化触媒への材料開発が注目されています。
薄層クロマトグラフィーは分離手法の一つとして、お金をかけず、安価な方法として現在でも活用されているのは、みなさんご承知の通りと思います。 身の周りにあるもの、例えば紙やコップ、消毒用エタノールなどを使って、色素やインクの分離実験を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
キャラクタライゼーションの機械学習応用は、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)およびラボオートメーション(LA)において材料やサンプルの性状を迅速かつ高精度に評価するための鍵となります。本稿では、GC‐MSおよびLC‐MSによる質量分析において、従来手法が直面していたデータ量
第648回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科(山口研究室)博士課程後期2年の松山剛大 さんにお願いしました。 今回ご紹介するのは、担持Niナノ粒子触媒による脱水素芳香族化反応に関する研究です。脱水素芳香環形成は、1)酸化剤を用いる酸化的手法と2)アクセプター