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一般的には研究開発のラボや機器はコストセンターとみなされがちで、多くの企業ではフル稼働されずに余っていたりするものです。
「研究開発の現場は収益化してプロフィットセンターになれる実力を秘めている」と語るのは株式会社Co-LABO MAKER代表取締役の古谷優貴氏。古谷氏が自社の余っているラボや機器を外部企業へ貸すことのメリットを語ります。
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突然ですが、質問です。
貴方の会社には今はあまり使われていない研究設備や理化学機器、材料、試薬などはないでしょうか?
過去に研究をしていた方が退職をしてしまい、使い方がわからなくなってしまった機器はないでしょうか?
ラボの引っ越しや移転に伴い、使われなくなった古いラボや捨てるか迷っている機器はないでしょうか?
研究開発においてはどの企業もそれなりの金額をかけて設備投資して実験や検証を行います。そのフェーズが終わり必要がなくなったものの「廃棄するにしても費用がかかるのでどうしようか…」と悩む企業も多いかと思います。
私自身も東北大学工学部の材料科学総合学科で研究をしていましたし、昭和電工(現レゾナック)でパワー半導体結晶(SiC)の研究開発と工場立ち上げに従事していたので思うのですが、多くの企業において研究設備はフル活用されていません。
きっとどの会社にも年に数回しか使わないけれど必要だから置いてある研究設備や機器があると思います。そして、それ自体は「社内に使う人はいないし、外部パートナー企業に貸そうと思ってもニーズがあるかわからないから……。もったいないけれど仕方ない」と思われているのが実情です。
しかし、世の中を見回してみるとシェアリングエコノミーの考え方が一般的になりました。所有するのではなく、必要なときだけ借りて利用する。カーシェアで車を借りて移動したり、民泊を用いて好きな街に住むように滞在するライフスタイルが台頭してきています。
実は研究設備も「シェアリング」できる時代になってきました。それほど使っていない研究設備を必要としている外部企業にシェアすることで、シェアをした企業は新たな収益を得ることができます。
一般的に研究開発部門はコストセンターと考えられてきました。でも、実はその持っている研究開発の設備や機器をシェアすることによって収益化が可能なのです。
Co-LABO MAKERは、インターネット上にラボや機器を掲載して「全国の余っているラボ・機器と、自社でできない実験を行いたい企業とをマッチングする」サービスです。Co-LABO MAKERへの掲載は“無料”ですので、ラボや機器を貸し出したい企業にとってはノーコストで試せる施策になります。
「とはいっても、自社で持っているラボ・機器は特殊なものではないし……。本当にニーズがあるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
シェアリングでよく求められているのは、化学分野であればドラフトチャンバー、バイオ分野であればクリーンベンチや安全キャビネットなどの基本的な実験設備です。特殊な実験装置である必要性はあまりありません。
また、企業は日本各地に点在しているので、利用する企業にとっては各拠点からアクセスしやすいエリアのラボが求められています。
利用の問い合わせの例としては、再生材料であるPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)PS(ポリスチレン)などの材料評価を行える設備を使いたい、などがあります。これを受けて、Co-LABO MAKERが適切なラボとマッチングしていきます。
例えば、ある創薬バイオベンチャーで「以前は事業フェーズが基礎研究中心だったから、所有しているクリーンベンチをフル稼働させていたけれど、昨今はフェーズが変わったから何台か余っている」といった事例がありました。
そんなときにCo-LABO MAKERに掲載をいただければ、PoC先や社外ラボを探している企業とマッチングをいたします。
提供側はよく受託実験を受けている企業さまが多いですが、Co-LABO MAKERを通じて外部企業を受け入れた結果、年間数百万円〜数千万円の売上増が実現し、この売上をもとに新たな設備投資ができたケースもあります。
シェアリングだけではなく、中古機器や新古品の試薬の販売もCo-LABO MAKERにご相談いただくケースもあります。例えば、「有効期限までに使い切れない試薬が大量に余っている」と相談をいただき、破棄ではなくCo-LABO MAKERを通じて他の必要としている企業に販売したケースもあります。
時代のテーマは「サスティナブル」です。SDGsが昨今注目されており、行政にも民間企業にも持続可能な社会を実現していく施策が求められる時代です。そのためには研究開発の営み自体も持続的な方法を探っていかなければなりません。
余っているけど捨てられない、まだ使えるけど捨てるしかない研究設備・機器の有効利用に貢献できるのがCo-LABO MAKERです。また、設備をシェアをした企業と、設備を利用をした企業どちらにとっても、サスティナブルな施策を実施した実績にもなります。こういった「サスティナブル」の文脈でもCo-LABO MAKERは価値をご提供できます。
研究設備やラボを掲載いただく場合、受け入れにあたってはCo-LABO MAKERがしっかりとヒアリングをさせていただきます。お気軽にご相談ください。
Co-LABO MAKERへのラボ・機器・受託試験などの掲載は“無料”です。余っているラボや機器を登録するだけで始められます。マッチングが起これば、初期投資ゼロで年間数百万円単位での売上増が期待できるものです。ご興味があるようでしたら是非、Co-LABO MAKERにお問い合わせください。
ラボ無しで研究できる研究開発リソースシェアリング(借りたい人向け)
無料で下記の「ラボを貸す・受託する活用事例」をダウンロードいただくことが可能です!
・ラボを貸す‐中小企業 ・・・柴田科学株式会社
・ラボを貸す‐ベンチャー企業 ・・・株式会社ジーンケア研究所
・ラボを貸す‐大学研究室 ・・・成蹊大学
・受託する‐中小企業 ・・・株式会社メイプルバイオラボラトリーズ
の事例が、インタビューと共に掲載されています!
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