研究開発のDX化とは?課題と推進のポイント〜優秀なDX人材採用のヒントも解説〜

2022.10.05

現在、国を挙げてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が叫ばれており、多くの企業が取り組みに動き出しています。この動きは、企業の価値や基盤を作る研究開発部門においても広がりつつあります。

文部科学省によると、研究の在り方そのものに大きな変革期が来たと捉え、「研究設備・機器のスマート化・リモート化、スパコン・ネットワーク等情報インフラ利用拡大といったデジタル化を推進」することが重要とし、研究DXの必要性を訴えています。(参考

本記事では、研究開発のDX化が求められる背景、DX化を阻む課題、DX化を進めるポイントを考えていきたいと思います。

なぜ研究開発のDX化が求められているのか

a. 研究開発の効率化

実験データの紙での管理や研究員同士の情報の分断など、研究開発部門において効率的な情報の管理やデータ化がされていない場合も多いです。

煩雑なデータ入力や管理が自動化されることやデータを一元管理し誰でもアクセスできる状態にすることで、実験などの非効率を減らし、新規性の高い研究にに注力できるようになります。

これにより研究開発自体のスピードが向上し、研究のスピードアップが期待できます。

 

b. 変化の激しい社会ニーズへの対応

現代はこれまでにないほど変化の激しい時代になっています。新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、社会全体のリモート化が進むなど急激な生活様式の変化がありました。

急速に変化する社会ニーズに対応した研究開発を可能にするためにも、研究開発のDX化が求められています。DX化により研究データをデータベース化し研究手法やノウハウを有効に活用できる状態にすることで、より効率的な研究開発が可能になります。研究開発が効率化・高度化することが、企業の製品やサービス、ビジネスモデルの変革にもつながり、市場での優位性を打ち出すことができます。

研究開発のDX化が抱える課題とは

研究開発のDX化が必要とされている現状はある一方、実際の推進には多くの課題があります。

a. DX化の目的や経営戦略が曖昧

DX化の推進には、研究開発部門だけでなく企業全体としての方針を明確にし、経営戦略から逆算したDX化の目的が不可欠です。

単なる研究プロセスの効率化などが目的になってしまうと、DX化による大きな効果を享受できなくなってしまいます。DX化によって何を実現したいのか、どんな付加価値を生み出していきたいのかといったより大枠での目的があってこそ、戦略的なDX化に取り組めると言えます。

 

b. 関係者の認識が揃っていない

DX化が何のために必要なのか、DX化することでどんな価値があるのかといった認識が社内で揃っていない場合も多くあります。

DX化推進にあたって関係者の認識が揃っていない状態では、部分最適なDXになる可能性があります。またDX化に対して抵抗を感じてしまい、社内の協力体制を構築することが難しくなる場合もあります。

 

c. DXを推進する人材不足

そもそもDX化を推進する人材が不足しているという課題もあります。AIや機械学習の知見やスキルがある人材、プロジェクトマネジメントができる人材など、どのような人材が必要かはDX化の目的や状況によって変わってきます。

しかし総じてDX人材は市場での不足が叫ばれており、採用や育成が難しい現実があります。

研究開発のDX化を進めるポイント

a. DX化の目的を明確にし、共有する

研究開発のDX推進には、関わるすべての人の協力が求められます。何のためにやるのか、経営戦略から逆算した目的を明確にする必要があります。

そこから具体的な戦略を策定し、関係者が自発的にDX化に取り組める仕組みを整えることが重要です。

また明確になった目的を関係者に共有することも大切です。目指す方向性の認識を合わせることで、DX化推進のスピードだけでなく質も高めることが可能になります。

 

b. 人材の育成・採用

DX化を推進するためにも、人材の育成と採用も重要です。社内にはないスキルや専門性を持つ人材の採用は即戦力になり、優先度の高い取り組みにすぐに対応することができます。

しかし、DX人材の採用は競争率が高くなっています。そこで採用と合わせて、社内の人材の育成も重要です。現場や会社のことをよくわかっている社内の人材だからこそ必要なスキルを身につけることで、会社の現状に即したDX化を進めることが可能です。

 

研究開発DX化に向けた優秀な人材と出会うには

DX人材は多くの企業で不足しており、採用の難易度が上がっています。

そのため中途採用だけでなく新卒採用で、DX人材を確保しようとする企業が多くなっています。

 

a. 自社に合う人材を見つけるにはダイレクトリクルーティング

新卒採用においても就職サイトなどに求人情報を載せるだけの従来の”待ち”の採用では、求める学生と出会うことが難しくなっています。そこで注目されているのが、企業側から学生にアプローチする”攻め”の採用「ダイレクトリクルーティング」です。

登録されたプロフィール情報から自社にマッチするスキルや考え方を持つ学生を見つけることができ、従来の待ちの採用だけでは、出会う可能性のなかった学生にもアプローチすることができます。

 

b. 研究開発DX化に向けた優秀な人材採用には『LabBase就職』

ダイレクトリクルーティングの中でも、理系院生に特化したデータベースを扱っているのが『LabBase就職』です。特にDX人材として主な対象となっている機械・電気・情報専攻の学生が多く登録しており、全体の約41%を占めています。

『LabBase就職』は「研究を頑張る学生が、自分の力を活かせる企業と効率的に出会えるようにしたい。研究者の可能性を拓き、科学と社会の発展に貢献したい。」という想いから設計されているダイレクトリクルーティングサービスです。

国内でも有数の理系学生データベースを保有しており、学生の研究概要やこれからやってみたいこと、志望している職種など豊富なプロフィールをみて、自社が会いたい優秀な学生へ直接アプローチができます。

フリーワード検索で、「AI」「半導体「樹脂」などピンポイントなキーワードや研究室や大学名から、学生を探すことも可能です。

 

c. 『LabBase就職』で研究開発の現場と人事の連携が密に

『LabBase就職』は人事の方だけでなく、研究開発の現場の方も活用できる設計になっています。研究開発の現場の方が『LabBase就職』を活用することで、人事との連携が容易にそして密になり、優秀な学生の採用につなげていくことができます。

例えば、現場の方が『LabBase就職』にて会いたい学生をピックアップしたり、実際に現場目線で学生にスカウトメッセージを送ったりすることが可能です。特に学生目線、研究内容をみて現場の方からメッセージを受け取ることは非常に嬉しく感じやすく、応募への関心や志望度の醸成に効果的です。

このように理系学生に特化しているサービスだからこそ、現場と人事が連携を取りやすくなり、採用の質・量を改善していくことができます。

さらに『LabBase就職』では導入後のサポートをするカスタマーサクセスチームが、採用の要件定義から内定まで伴走いたします。データベースの提供だけでなく、採用全体のコンサルティングを受けることが可能です。

 

 

DX人材の採用に興味のある方へ

今回は「研究開発のDX化とは?」について、キーとなる採用を切り口に解説させていただきました!

  • 『LabBase就職』に登録する学生のデータを見てみたい
  • 他社の採用事例
  • 実際の画面を見てみたい
  • 最近の理系学生の就活動向が知りたい 

 

などございましたら、以下へお気軽にお問い合わせください!

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