【動画解説記事】マイクロピペットのメンテナンス方法~Nichipet Premium 【100uL/200uL/1000uL】~

2022.03.23

正しい実験結果を得るためにも定期的なマイクロピペットのメンテナンスは重要です。

本記事を通して、マイクロピペットのメンテナンス方法を習得しましょう!

マイクロピペットの容量によってメンテナンス方法が若干異なりますので、お使いのマイクロピペットに合わせたメンテナンス方法をご確認ください。

※本記事はマイクロピペットのメンテナンス方法【100uL/200uL/1000uL】編です。【2uL/10uL/20uL】編はコチラを、【5mL/10mL】編はコチラをご覧ください。

★マイクロピペットの正しい操作手順についてはコチラをご覧ください。★

★マイクロピペットの容量確認方法についてはコチラをご覧ください。★

メンテナンス準備

メンテナンスを始める前に、安全の為に手袋を装着します。

メンテナンスですが、まずメンテナンスを行うピペットの容量カウンタを、各容量モデルの最大容量に合わせます。

容量設定の注意点はコチラ(1章「容量設定」)をご確認ください。

 

エジェクタパイプの取り外し

次に、エジェクタパイプの取外しです。エジェクタボタンを押した状態でエジェクタ止めネジを反時計回りに回して外します。

外した止めネジは無くさないようにご注意ください。

エジェクタパイプを抜き取ります。

 

ノズルシリンダの取り外し、内部部品の分解

続いて、ノズルシリンダの取り外しと、内部部品の分解を行います。

ノズルシリンダを反時計回りに回して外します。この際、ノズルシリンダを上部に押し付けながら行ってください。

プランジャを抜き取り、バネ、O-リング押さえ、O-リング・シールリングセットを取り出します。

各容量モデルの内部部品は、こちらになります。

O-リング・シールリングセットが出てこない時は、プランジャを使って取り出してください。

 

内部清掃

この段階で、内部の清掃を行います。

エタノールを染み込ませたワイピングクロス等で、プランジャ、O-リング・シールリングセット、バネ、ノズルシリンダ内部の汚れを拭き取ります。

汚れがひどい場合は、超音波洗浄機を使うと、汚れが落ちやすくなります。

シールリングを変形させないようにご注意ください。漏水の原因となります。

ノズルシリンダ内は狭いため、綿棒等を使うと便利です。

また、ノズルシリンダの先端を確認し、激しい摩耗、傷がある場合は交換してください。バネの錆が酷い場合も、新しいバネに交換してください。

フィルタの汚れがひどいと、動きが悪くなる場合があります。フィルタの汚れがひどい場合は、付属の治具を使用して、フィルタの交換を行います。

 

内部部品、ノズルシリンダの組み立て

内部の清掃が終了したら、内部部品とノズルシリンダの組み立てを行います。

プランジャに、バネ、O-リング押さえ、O-リング・シールリングセットを組み込みます。

1000μLについては、シールリングとO-リングを、O-リング押さえにしっかりとセットしてください。

歪んだ状態でセットされますと、漏水が発生します。

O-リング・シールリングの向きに注意してください。正しい向きにセットしないと、故障の原因になります。

その他の容量モデルの内部部品は下記写真の通りです。

プッシュボタンを押し、本体の軸を出した状態にします。

プランジャヘッドを片手でつまみ、本体の中心の軸に差し込みます。この状態を維持したまま、ノズルシリンダを時計回りに回して取りつけます。

 

漏水検査

続いて、漏水検査を行います。最大容量でチップ内に水を吸い込み、液面にラインを引いたものを用意します。

そのチップを使用して、水の吸排を繰り返し、ラインから液面が増えたり減ったりしないかを確認します。

この時、チップを深めに差し込みます。溶液を吸い上げないように注意しながら行ってください。

液面が変わる場合は、漏水しています。漏水している場合は、再度組み直しを行ってください。

それでも直らない場合はシールリングの摩耗が考えられますので、O-リング・シールリングセットを交換してください。

 

エジェクタの取り付け

最後に、エジェクタの取り付けを行います。

エジェクタボタンを押して軸を出した状態にし、エジェクタパイプを取り付けます。

この状態を維持したまま、エジェクタ止めネジを時計回りに回して取りつけます。

チップを装着し、正しくエジェクトできるかを確認します。動きが悪い場合は、ノズルシリンダをもう一度分解して組み直してください。

メンテナンス完了後、容量確認を行ってください。容量がずれている場合は、容量調整を行ってください。

→容量確認方法はコチラをご覧ください。

 

まとめ

以上が、ニチリョー様の紹介する、マイクロピペットのメンテナンス方法となります。

是非、今後の実験のご参考にしていただければ幸いです。

 

フル動画は下記よりご覧いただけます。