【動画解説記事】マイクロピペットのメンテナンス方法~Nichipet Premium 【2uL/10uL/20uL】~

2022.03.16

マイクロピペットは誤った使い方をした場合以外でも、パーツが劣化するなどして徐々に系統誤差(es)が悪くなります。

系統誤差(es)が狂ったマイクロピペットを使い続けていると、実験結果の信ぴょう性がなくなってしまうため、定期的にマイクロピペットのメンテナンスを行うことが大切です。

本記事を通して、マイクロピペットのメンテナンス方法を習得しましょう!

 

★マイクロピペットの正しい操作手順についてはコチラをご覧ください。★

★マイクロピペットの容量確認方法についてはコチラをご覧ください。★

メンテナンス準備

メンテナンスを始める前に、安全の為に手袋を装着します。

まずメンテナンスを行うピペットの容量カウンタを、各容量モデルの最大容量に合わせます。

容量設定の注意点はコチラ(1章「容量設定」)をご確認ください。

 

 

エジェクタパイプの取り外し

次に、エジェクタパイプの取外しです。 エジェクタボタンを押した状態でエジェクタ止めネジを反時計回りに回して外します。

外した止めネジは無くさないようにご注意ください。

エジェクタパイプの取外し
エジェクタパイプの取外し-2

エジェクタパイプを抜き取ります。

 

ノズルシリンダの取り外し、内部部品の分解

続いて、ノズルシリンダの取り外しと、内部部品の分解を行います。

ノズルシリンダを反時計回りに回して外します。この際、ノズルシリンダを上部に押し付けながら行ってください。

バネを指で押さえ、プランジャだけ抜き取ります。

この時に、バネを押さえずにプランジャを抜き取ろうとすると、内部の部品が出てきてしまいますので、ご注意ください。

ノズルシリンダは、バネが入ったままの状態で置いておきます。

 

内部清掃

ここで、内部の清掃を行います。

エタノールを染み込ませたワイピングクロス等で、プランジャの汚れを拭き取ります。

汚れがひどい場合は、超音波洗浄機を使うと、汚れが落ちやすくなります。プランジャが錆びている場合は、修理もしくは交換が必要になります。

ここで、ノズルシリンダの摩耗を確認します。先端部分を確認し、激しい摩耗、傷がある場合は交換してください。

 

内部部品、ノズルシリンダの組み立て

内部の清掃が終了したら、内部部品とノズルシリンダの組み立てを行います。

バネが入った状態のノズルシリンダに、プランジャを差し込みます。

プッシュボタンを押し、本体の軸を出した状態にします。

プランジャヘッドを片手でつまみ、本体の中心の軸に差し込みます。この状態を維持したまま、ノズルシリンダを時計回りに回して取りつけます。

 

漏水検査

続いて、漏水検査を行います。

最大容量でチップ内に水を吸い込み、液面にラインを引いたものを用意します。

そのチップを使用して、水の吸排を繰り返し、ラインから液面が増えたり減ったりしないかを確認します。

この時、チップを深めに差し込みます。溶液を吸い上げないように注意しながら行ってください。

液面が変わる場合は、漏水しています。漏水している場合は、再度組み直しを行ってください。

それでも直らない場合はシールリングの摩耗が考えられますので、ノズルシリンダセットを交換してください。

 

漏水は下記のようにもご確認いただけます。

 

エジェクタの取り付け

最後に、エジェクタの取り付けを行います。

エジェクタボタンを押して軸を出した状態にし、エジェクタパイプを取り付けます。この状態を維持したまま、エジェクタ止めネジを時計回りに回して取りつけます。

チップを装着し、正しくエジェクトできるかを確認します。

動きが悪い場合は、ノズルシリンダをもう一度分解して組み直してください。

メンテナンス完了後、容量確認を行ってください。容量がずれている場合は、容量調整を行ってください。

→容量確認方法はコチラをご覧ください。

 

まとめ

以上が、ニチリョー様の紹介する、マイクロピペットのメンテナンス方法となります。

是非、今後の実験のご参考にしていただければ幸いです。

フル動画は下記よりご覧いただけます。