動画でわかりやすく解説!マイクロピペットの正しい使い方!

2022.02.08

マイクロピペットは化学実験や生物実験をされている方にとっては非常に身近な実験器具かと思います。

微量な液体が分注できる便利な道具である一方、誤った使い方をしてしまうと正確な容量が測れない、器具自体が劣化してしまうという危険性があります。

初めてマイクロピペットを使う方はもちろん、マイクロピペットの扱いに慣れている方もマイクロピペットの正しい操作の手順を確認しましょう。

容量設定

最初に容量設定の方法について説明します。

まず、ロックハンドルを約 120°反時計回りに回し、ロックを解除します。

 

次に、プッシュボタンを回し、希望の容量に合わせます。設定したい数値を、ポイントマークに合わせてください。

 

容量を減らす方向に設定する場合は、そのまま合わせます。
容量を増やす方向に設定する場合は、目盛を半回転超えてから希望の数値に戻すように合わせます。容量設定は、必ず目盛りを下げる方向で終えてください。

 

目盛を合わせたら、プッシュボタンを動かさないように注意して、ロックハンドルを元に戻し、ロックを掛けます。

 

容量設定を行う上での注意点ですが、規定の最大容量値を 5 %以上超えて可変を行わないでください。最大容量値を超えすぎると、故障の原因となります。

 

↓「容量設定」のパート(0分12秒~)はコチラよりご覧いただけます。

 

チップの装着

次に、チップの装着です。

チップの装着は、ラックからの装着をお勧めします。チップを装着する時は、過度の力がかからないように注意してください。

 

装着の際に、叩いて入れると、ノズルシリンダが破損する恐れがあります。

 

また、無理に反時計回りにねじって入れた場合、ノズルシリンダが緩む恐れがあります。

 

ノズルが緩んでしまった場合は、エジェクタパイプを外して、ノズルシリンダを締め直してください。

 

↓「チップの装着」のパート(1分29秒~)はコチラよりご覧いただけます。

 

吸引と排出

最後に、吸引と排出についてご紹介します。

基本的なピペットの構造ですが、プッシュボタンには第一ストップと第二ストップの二段階のストップ位置があります。

二段目のプッシュ動作は、液体の排出時のみに使用します。

 

マイクロピペットを正しく扱う際は、できるだけ本体を垂直にして操作を行ってください。一度予備洗浄を行うと、精度・再現性がより良くなります。

 

ピペットによる吸引ですが、プッシュボタンを第一ストップの位置まで押した状態で、チップの先端を液面から数ミリほど浸します。 この際、液体にチップを入れ過ぎると、チップの外壁に液体が付いてしまい、正しく容量がとれないことがあります。ご注意ください。また、水圧の影響により、正しく容量がとれないことがあります。

 

プッシュボタンをゆっくり戻し、液体が完全に上がりきるように、数秒静止します。粘性が高い液体を扱う場合は、さらに数秒、静止してください。

そのまま、液面から慎重にチップを引き上げます。この時、容器の内壁にチップの先端を触れるようにして、外壁に付いた液体を取り除きます。

 

液体吸引の際の注意事項ですが、吸引時にプッシュボタンを離したり、プッシュボタンを速く戻したりすると、本体内に液体を吸いあげてしまう恐れがありますので、ご注意ください。

 

また、吸引時に空気を吸い込んでしまうと、本体内に液体が吸いあがってしまう恐れがありますので、ご注意ください。故障の原因となります。

 

チップの中に液体が入ったまま置かないでください。ピペット本体に液体が入る恐れがあります。

 

吸引した液体の排出ですが、チップを容器の内側に付け、ゆっくりと排出するようにします。 第二ストップの位置までプッシュボタンを押し下げ、チップ内の液体を全て排出します。

 

プッシュボタンを押した状態のまま、チップを引き上げます。この時、チップ先端部を容器の内壁に触れさせた状態で数ミリ引き上げ、チップの外壁に着いた液体を取り除きます。

液体を排出後、エジェクタボタンを押し、チップを廃棄します。

 

↓「吸引と排出」のパート(2分26秒~)はコチラよりご覧いただけます。

 

まとめ

以上がニチリョー様の紹介する、ピペットの基本的な操作方法となります。
今後の実験のご参考になれば幸いです。

フル動画は下記よりご覧いただけます。