【動画解説記事】電気伝導率(導電率)電極の洗浄・メンテナンスについてお教えします

2022.01.05

本記事は、堀場アドバンスドテクノ様のYouTube動画「電気伝導率(導電率)電極の洗浄・メンテナンスについて」を掲載し、ポイントをまとめたものです。フル動画を見る時間が取れない方は記事をご覧になっていただき、中身が気になったらぜひ動画をご覧ください!

【0:38】 導電率電極の取り扱い注意点

導電率計のメンテナンスのポイントは浸漬洗浄です。こすり洗いや超音波洗浄をしてしまうと白金黒がはがれ、電極がつかえなくなる可能性があるので行わないでください。

①白金黒を絶対に触らないこと

②白金黒を洗浄液に完全に浸漬させること

の二点が重要になってきます。

【01:53】 それぞれの汚れの洗浄液

・一般的な汚れ → 中性洗剤を100倍に希釈したもの

・油分などの汚れ → エタノール(エタノール濃度は70%程度のもの)

・金属など無機系汚れ → 1mol/Lの塩酸や5%の硝酸

汚れにもよりますが30分程度浸漬して洗浄してください。

【02:50】洗浄後は水洗いしてすぐに使用できる?

約30分純水に浸漬してからご使用ください。浸漬することで電極の水へのなじみをよくする効果があります。また、水洗い時もビーカー内でゆすぎ洗いすると洗浄しやすいです。

最終的に標準液で値を確認し、問題がなければご使用いただけます。

【03:29】HORIBA製 導電率標準液について

塩化カリウムの標準液として、全部で4種類の標準液を用意しているので、ご自身のサンプルに近い濃度の標準液を使用してください。

【03:59】導電率電極の校正について

標準液を測定して値が5%以上ずれている場合は、セル定数の校正を実施してください。この際、恒温水槽で標準液の温度を一定にすることでより正確な校正、測定がおこなえます。

導電率電極には電極固有のセル定数が記載されており、長期間の使用によってセル定数がずれると、測定値がずれる原因となってしまいます。校正は3ヶ月に1回の頻度で実施することをオススメしています。また、校正ができなくなった場合は電極の交換を行ってください。

【05:25】導電率電極の保管方法

導電率電極は乾燥が大敵です。ただしpH電極と異なり、保管キャップに純水を入れて浸漬保管していただいて大丈夫です。

保管キャップがない電極については、

①ビーカーに純水を入れて浸漬して保管を行う

②純水が入った遠沈管に入れ、パラフィルムなどでとめて保管を行う

などを実施してみて下さい。

まとめ

導電率の測定値が高く(又は低く)出る、応答が遅くなるなどの場合はご紹介した洗浄や保管を行ってみてください。適切な洗浄や保管をすることで、長く使用することが出来ます。

 

本動画を作成した堀場アドバンスドテクノ様では、「やさしいpH・水質の話」という形で、pHや導電率など、液体の性質を示す指標を測定している方、あるいはこれから学ばれる方のために、水質のやさしい話から実際の測定を行う上での手順やコツまで一冊にまとめた資料を提供しています。

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