蛍光作用

2021.07.29

物質に放射線や紫外線などをあてると、その物質に特有な波長の光が放出される現象がある。励起状態となった原子、分子、物質が余分のエネルギーを光の形で放出してもとの安定な状態にもどるためである。このような光を蛍光といい、蛍光を発する物質を蛍光物質という。放射線による蛍光をシンチレータという。これは通常きわめて微弱であるので、光電子増倍管を利用して電流に変えて測定することが多い。
蛍光作用を利用した放射線検出器として、硫化亜鉛粉末(α線用)、ヨウ化ナトリウムの単結晶(γ線用)、蛍光物質を含むプラスチック(γ線およびβ線)などを用いたシンチレーション・カウンタおよび低エネルギーβ線の測定に適した液体シンチレーション・カウンタがある。
フッ化リチウム、フッ化カルシウム、硫酸カルシウムなどの粉末を放射線で照射したのち加熱すると光が放出される。この光の量が線量*に比例することを利用した熱ルミネセンス線量計(TLD)がある。

 

 

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