プラスチックの各材質に合った滅菌方法を一覧で解説

2021.07.29

(ナルジェ ヌンク インターナショナル株式会社 NALGENE®カタログ1998-99より)

材質
使用限界温度(℃)
柔軟性
滅菌※
オートクレーブ
ガス
乾熱
放射線
殺菌剤
ETFE
150
FEP
205
×
HDPE
120
×
×
LDPE
80
×
×
PC
135
○ ※1
×
PETG
70
中程度
×
×
PFA
250
×
PMMA
50
×
×
×
※2
PMP
175
×
PP
135
×
×
PS
90
×
×
※2
PSF
165
PUR
82
×
×
PVC(堅)
70
×
×
×
PVC(軟)
82
×
×
×
PVDF
150
×
×
シリコン
200
TPE
121
×
※2
TFE
260
×

 

  • ⚫︎ 滅菌条件・オートクレーブ:121℃、15psi、20min  製品はオートクレーブ処理前に蒸留水で
     洗浄してください。
     室温では影響が認められなくても、蒸留水で洗浄せずにオートクレーブにかけると製品の劣化を
     招く化学薬品もあります。オートクレーブにかける際は必ず容器のキャップを完全にゆるめて空
     気の出入口を作ってください。
  • ⚫︎ ガス:エチレンオキサイド(EOG)、ホルムアルデヒド、過酸化水素・乾熱:160℃、120min
  • ⚫︎ 殺菌剤:塩化ベンザルコニウム、ホルマリン、エタノール等
  • ⚫︎ 放射線:2.5mrad(25kGy)でのガンマー線照射

※1 滅菌によってプラスチックの機械的強度が低下します。
   オートクレーブにかけたポリカーボネート(PC)製の容器は吸引には使用しないで
   ください。

※2 数種の殺菌剤に対しては耐性があります。

 

 

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