研究開発者にとって大事な 「 Data Gravity (データの重力) 」の話

2022.07.19 監修 菱洋エレクトロ株式会社

研究開発者の各種数値解析及びデータ分析の現場ではサーバーやクラウド環境に加え「増大するデータの管理運用」に関して悩まれている方が多くなっています。 クラウドやGPUサーバー PC と 複数の環境を使いこなす毎にデータが様々なクラウドやサーバーにバラバラに保管され、その運用管理やコストも悩みの種になっています。

このような悩みを解決するためには、「研究開発向けに開発されたクラウドストレージ」がその問題の解決に役立っています。 特にAI関連のデータ分析を行っている研究開発者はその学習データの入手から学習、その後のデータ管理が煩雑かつ、セキュリティ対策など本来の研究開発でない問題に悩まれている方が多いのではないでしょうか。

その解決方法は「Data Gravity(データの重力)」を考慮したストレージを導入することです。 その詳細についてご紹介致します。

この記事はこんな人に向いています

  • 研究開発で数値解析を行っている人
  • AIデータ分析を行っている人
  • 分析データの管理運用コストや方法で困っている方

Data Gravity (データの重力) とは?

研究開発者の計算機環境は、手元のPC環境、研究室のサーバー、クラウド環境など多岐にわたります。またその利用環境は1つではなく複数環境になっていることが多いと思います。 現在様々な研究開発分野のシミュレーション 及び データ分析では その必要なデータは膨れ上がっています。 特にAIデータ分析関連の皆様はその学習用のデータが増大しており、パソコンではなく大容量のストレージを利用している方も多いと思います。その際に「データの重力」が重要になってきます。 端的に言えば「大規模データは重力の影響を多く受けることになり、そのデータを動かすことが大きなコスト負担になる」ということです。 今後の研究開発の場において適切なデータ重力の把握は重要になってきているのです。
参考記事
https://www.digitalrealty.jp/platform-digital/data-gravity-index

データ重力がデータ運用管理に大きく影響を及ぼすことが解る公式

データの重力を削減して「軽く」する方法はあるのか?

データの重力を削減する方法は、大きく2つの項目に関して検討しておくことです。その2つを簡潔に説明致します。

① データは他の環境へ動かさないこと
データは「重力に逆らう」とコストは発生します。つまり一度保存したデータは他の環境に動かさないことです。例えばPCからクラウドサービスに保存した場合に頻繁にクラウドストレージからデータをダウンロードすると「ダウンロード料金」が発生します。つまり異なる環境に置かれたストレージ間でデータを行き来することがコストの増大を招きます。特に研究開発で利用するデータは大容量になりがちなので可能な限り「動かさない」様にしないといけません。 しかし、それでは複数環境利用時に不便を感じてしまうでしょう。その場合は動かさないとならないデータの「重力の削減」が必要です。 一番単純な方法は容量を減らす(重さを減らす)ことですが、データは消す訳にはいかないので、重力値を減らす「工夫」をすることが必要です。

② データは保存コストの安い所にすべて格納しておくこと
データが大容量になれば保管コストも大きくなります。 これは単純でデータの保管コストが比較的安いクラウドサービスを選択するのが良いと思います。ただしコストが安いだけでは無くセキュリティや複数環境をサポートするサービスを選択すれば快適なデータ管理が可能になります。

では、そのような研究開発向けに開発されたサービスがあるのでしょうか。 それが今回ご紹介する「AXXE-L Data Mobility」になります。 元々はHPC(High Performance Computing)向けに開発されたストレージサービスですが、これを活用することで複数環境をサポートした理想のデータ管理が可能になります。

 

データの重力を考慮したAXXE-L Data Mobility

AXXE-L Data Mobility を活用することで データ管理コストを削減

AXXE-L Data Mobility (以下: ADM)は、研究開発・データ分析に特化した分散型クラウドストレージです。ADMは、エクストリーム-D株式会社が開発運用している HPC(High Performance Computing) 向けのシステムソフトウェアサービス「AXXE-L HPC Enterprise」の主要機能として、米Packetfablic社、及びMCデジタル・リアルティ社の技術をエクストリームーD社が統合し開発しました。マルチクラウド連携対応のオブジェクトストレージサービスとしてこの分野でのストレージ運用の課題である「スループット」「大規模データの運用コスト」「マルチクラウド対応」を考慮し使いやすさと高コストパフォーマンスを実現しました。ADMは様々なオプション機能を組み合わせることによって最適なGPUコンピューティング環境を運用可能です。

<特長>
①HPCで培われた技術を活用
ADMは、HPC (High Performance Computing)で培われた技術を活用し開発されています。
データサイズに依存しない性能最適化を実現しています。また互換性も考慮し
AWS(アマゾンのオブジェクトストレージ) S3 APIと互換性により (約99%の機能をカバー)で既存環境からの移行コストを削減可能です。

②強固なデータ保護と暗号化
ADMは、強固なデータ保護を暗号化で安心利用をサポートします。データ暗号化については、
256ビットの End-to-End データ暗号化を実現しています。 可用性についてもイレブンナイン
(99.999999999%)の可用性を実現しています。 またセキュリティ準拠についてはSOC1, SOC2, HIPAAに準拠していますので企業の研究開発及びAIデータ分析でも安心して利用可能です。

③圧倒的なコストパフォーマンスと柔軟性
ADMは、クラウドオブジェクトストレージでもっと大きな悩みである「データ転送コスト課金」を削減します。お客様ーADM間のデータ転送料金はかかりません。 また利用の柔軟性の実現しており、AWS, Azure, GCP等との連携をサポートします。

これまで研究開発者を悩ませてきたデータの管理において非常に有用なサービスになっております。

 

データの重力を考慮したAXXE-L Data Mobility

クラウドストレージサービスにご興味をお持ちの方

いかがでしたでしょうか。様々な研究開発必要な数値解析及びデータ分析では計算能力やサーバーの選定だけでなく「データをどこに置いてどのように効率良く管理するか?」が重要になります。 AXXE-L Data Mobility は、研究開発者の視点で開発運用を行うこれまでに無いクラウドストレージサービスです。 AXXE-L は この機能以外にも研究開発者の方が研究開発に集中出来る様にHPC及びデータ分析環境をすべてをサポートするプラットフォームサービスも提供しています。是非この機会に本ソリューションをご検討よろしくお願いします。

▶専用メールアドレス:axxel_team@ryoyo.co.jp

▶専用サイト:https://www.ryoyo-webinar.com/xtreme-d